Cast >> Olivia Cole (Octavia), James Bond III (James), Margaret Avery (Rosemary), Cleavon Little (Monsieur Bayonne), Chez Lister (Ty), Susan French (Helena), Clinton Derricks-Carroll (Student), Hal Williams (Preacber) ...
Director >> Stan Lathan
Writer >> Ernest J. Gaines (story), Charles Fuller
Producer >> Robert Geller, Whitney Green, Calvin Skaggs
Genre >> Drama
Country >> USA
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 4 Music >> 5
Dynamic story in short time
1940年代のルイジアナに8歳になるジェームス(ジェームス・ボンド・3世)は、母(オリビア・コール)とおばと弟と共に住み、農家をして暮らしていた。歯が痛くなったが、家族に迷惑をかけたくないので隠していた。しかし厳しい母がジェームスを連れて風の強い寒い日に町に出た。歯医者に連れていく為だった...
今も現役でルイジアナに家を持ち、時間がある時に住んでいる有名な黒人作家アーネスト・J・ゲインズによる初期のショートストーリーが原作。ショートながら、素晴らしい教訓が沢山詰まっている作品だ。その素晴らしい原作を映画として生かしたのが、これまた素晴らしい劇作家であり脚本家のチャールズ・フュラー。台詞だけに頼らず、それがより効果的に言葉少なめの主人公達を力強く見せている。そしてオリビア・コールが演じたシングルマザーの演技が素晴らしい。時に強く、時に優しく...母と父という役を一人で演じている様子が伺える。疲れを感じながらも、息子達に愛を見せる姿がたまらなく切なくする。それで居て頑なに黒人としてのプライドを保つ姿を息子に見せるのが感動する。
チャリティじゃなくて、優しさを素直に受け取る。アーネスト・J・ゲインズとチャールズ・フュラーの哲学とオリビア・コールの才能が最高の形で集まっている。たった60分ほどの映画なのに、他の映画よりも素晴らしい教訓と感動に出会える。
(3/29/10:DVDにて鑑賞)