ごめんなさい。付け加えます。書こうと思っていたのに忘れてました。
今日はわが子にドッキリさせられた。この映画を見に行こうかと思っているんだけど...と夏休みの子供に伝えたら...「何で?あ、エディー・マーフィー出てるから?」と的中されてしまった。そうだ、私はエディラー(記事を書かせて頂いた「映画秘宝」にて私のお隣で「Meet Dave / デイブは宇宙船 (2008)」について書いておられた大西さんのお言葉を借りると)だったんだ!思えば黒人だろうが白人だろうがアメリカ人...いや外国人だと思っていたあの頃...ちょうどわが子の今の年位に見たのが「Beverly Hills Cop / ビバリー・ヒルズ・コップ (1984)」だった(あのバナナオカマちゃんが、その後に私の長年のアイドルになろうとはね、あの頃は想像もしてなかったよ)。あの頃から好きな映画に出てくる人の1人で、私は未だにスクリーンだったかロードショーだったかの付録のエディの「ビバヒル2」の小さいポストカードみたいのを持っている程だ。私はエディラーだったんだ。そうだ。2000年に入ってから見てない作品もあったりするけど。でも立派なエディラーよ!
という訳で、見てきました。不可のないファミリー映画かな。エディーの娘役の子も可愛かったし。でも逆に言えば超越した可も無いかも。まあでもエディ風味な味付けはされてましたね。歌ったり踊ったり活躍しておりましたよ。その部分がこれまた面白いし。途中「Meet Dave / デイブは宇宙船 (2008)」を思わせるう○ちジョークが出て来て、隣でわが子はその手の鉄板ネタが未だに大好物なので大爆笑したりと、私も思わず期待したんですが、やっぱり普通のファミリー映画でしたね。でも最後は分かっているんですが...私不覚にも劇場で涙。いちよう子持ちなので、ああいうのに涙腺が弱いんですわ。と、子供はうん○ジョークで笑い、大人はラストで涙でした(って私だけかもしれないけど)。
エディラーとして嬉しかったのが「Beverly Hills Cop / ビバリー・ヒルズ・コップ (1984)」で共演していたロニー・コックスが出てきた事!ボゴミル警部とアクセル・フォーリーの久々の対面!しかも今回はエディーの直属の上司です。2人が一緒だと、脳内では「ヒート・イズ・オン」が掛かりました。他にはカーメロ・アンソニーとアレン・アイバーソンがカメオ出演したりしてました。この映画、デンバーで撮影されて舞台なので、デンバー・ナゲッツの2人が。でももうアイバは別の場所ですけどね。デンバーとか珍しいですよね。デンバー色を出したのは良かったと思います。
トーマス・ヘイデン・チャーチの悪役への豹変ぶりが面白かった。もう本当に嫌な人の空気を出していたし、存在感も最高。自分の息子を唆すシーンとか最高に面白かった。
子供向け番組のニコロデオン制作の映画なので、毒がない。私はニコロデオンの番組は苦手です。スポンジボブ以外はみな苦手です。なんか日本の文化を馬鹿にした番組が多いし。
でもこれはエディ・マーフィが演じる必要もない映画だとも感じました。別に主人公が黒人じゃなくても全然オッケー。主人公がベン・スティーラーでもアダム・サンドラーでも成立したでしょうね。と思ったのは、一緒に見た観客層を見ての事。周りは白人の子供達とそのママ達、そしてホンのちょっとフィリピン人が居る位。黒人は私の子供以外はゼロだった。たまたまだったと言われてしまえばそうかもしれないけれど、極端に黒人が少ないという所に住んでいる訳でもないんです。たまたま主人公が黒人の映画で、黒人向けじゃないんでしょうな。エディが主役だったから、娘役や奥さんが黒人の配役になった。そういう事かもしれないです。ブラックムービーも色んな風に進化してますね。
感想はこちら。
(3.75点/5点満点中:劇場にて鑑賞)