Cast >> Diane Lane (Adrienne Willis), Richard Gere (Dr. Paul Flanner), James Franco (Mark Flanner) ...
Director >> George C. Wolfe
Writer >> Ann Peacock, John Romano
Producer >> Denise Di Novi
総合ポイント >> 4/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 4
I Saw Thee Weep
エイドリアン(ダイアン・レイン)は夫と別れ、思春期の娘とまだ小さい息子を抱えていた。小さな島の町ローダンテで民宿をしている友人(ヴァイオラ・デイビス)が居ない間の5日間だけ手伝いをする事になったが、シーズンオフの今はお客が一人だけだと聞かされる。やってきたのは、ポール・フラナー(リチャード・ギア)だった。
恋愛をすると涙もろくなるのか?お互い幸せを求めて恋をするのに、なぜか女は涙もろくなる。愛して結婚した筈の男に対しては強気で居られるのに、まだ結婚も約束していない本気で愛した男に対しては涙が出る。もちろん泣くだけの理由がそこにはある。しかしその涙を見ながら、私は本当にそれで良かったのか分からなくなる。恋愛映画を見ると大抵は「恋愛っていいな」と思える。けれど、今回はそうは心から思えなかった。でも一つだけ言えるのが、涙の後のダイアン・レインのラストの笑顔が最高に綺麗だった。年齢を重ねた皺のあるあの笑顔は、この映画での牧歌的でロマンチックなロケーションよりも美しかった。
泣いたって人は成長出来る。幾つになったって何だって出来る。あの笑顔はそれを教えてくれたように思えた。
(2/14/09:DVDにて鑑賞)