African American Lives
やっと見れた。
今回は「2」を先に見ているので、大体の予測がついているのであまり泣かずに済んだ。
でも... クリス・タッカーが先祖の国であるアンゴラに訪れて、司会者のヘンリー・ルイス・ゲイツと共に奴隷貿易が行われた場所で海を見つめながら「(長い航路に食べ物も与えられずに酷い仕打ちを受けた)我々の祖先はみな強かったんだ」というシーンで、嗚咽。昼間っから、隣の家に届く勢いで泣いた。
という訳で、「1」はオプラ・ウィンフィリーにクリス・タッカー、クインシー・ジョーンズ、ウーピー・ゴールドバーグ、TDジェイクス(映画「Woman Thou Art Loosed / 日本未公開 (2004)」で御なじみの牧師)、ベン・カーター(有名な医師)、メエ・ジャミソン(黒人女性初の宇宙飛行士)、サラ・ローレンス=ライトフット(学者)の人々のルーツです。
今回も本を10冊読んだ位の内容の深さと面白さ。今回面白かったのが、オプラ・ウィンフリーには東アジア人の血が8%流れているという事。オプラが我々のシスターだったとは。メエ・ジャミソンは10%以上のアジア人の血が流れている事も分かった。なんでも奴隷時代の南部には多くの中国人労働者も居たらしい。その関係で、血が混ざっているらしいのだ。
また司会者のゲイツの祖先には、奴隷じゃない自由黒人が居る。その彼らも自由でありながら、とても大変な思いをしたらしく、いきなり誘拐されて奴隷にされたりする事もあったらしい。そこでゲイツの祖先は法廷で戦った。何とか自由黒人である事を証明して難を逃れた。でも誘拐された後の何年間は奴隷扱いされたらしいけれど。
ゲイツは50%ヨーロピアンの血が流れている。でも彼はアフリカン・アメリカン学の最高峰ともいえるハーバード大のWEBドゥボイス研究所所長。アイリッシュのキングの血を引き、アフリカのヨロバの血を引いている。本人は笑って「WEBドゥボイス研究所の所長が、たった50%のアフリカの血しかないなんて」と笑っていたけれど、血とか人種って何??このシリーズは本当に深い所に行き、考えされられる。