私が愛して止まないお友達であり、いつも迷惑をかけっ放しの姉的存在であり、「笑っていいとも!」生観覧仲間でもある... とある私が尊敬する女性が、この映画の主演であるビル・べラミー王子が大好きなんです。一緒にデーモン・ウェイアンズとトミー・デビッドソンのライブにも行きました(というか、連れて行ってもらいました)。私は行けなかったんですが、彼女はベル・べラミーのライブにも行ってるんですよ。話を聞くと、とっても素敵な人。映画「Booty Call」は、なぜかジェイミー・フォックスとトミー・デビッドソンが主演でしたが、「Booty Call」っていう言葉を一般的に広めたのは、このビル・べラミーなんですよ。
そのお友達と最近はビルの事を「1人チュートリアル」と呼んでます。ビルは見てご覧の通り、コメディアンとは思えない程の男前。ビルが出る前まで、アメリカのコメディアンも男前は存在してなかったです。エディ・マーフィはカッコいいけれど、絶世の男前ではないですものね。コメディアン初の男前です。それは、チュートリアルの徳井君と一緒。で、もう1人のチュートリアルの福田君とは...テカテカでかぶってます。ビルのIMDB見て下さい。テッカテカですから。その私のお友達とは福田君を知る以前から「今日もビルはテッカテカで好調ですねー」と良く話してたんです。1人でチュートリアルですよ。凄いですよ。
と、前置きが長くなりましたが「How to Be a Player」ですね。
ハリ・ベリーがいつもモテモテの女性を演じるのが当たり前のように、ビル・べラミーがモテモテの役を演じても凄く自然で当たり前。だからこそ、自分のスタンダップで「Booty Call」のようなネタが成立したんですよね。なので、こういう遊び人の役をコミカルに自然に演じられるのは、彼しか居ない!っていう程にピッタリな役でした。そりゃもう、ビル・べラミーの魅力満載って感じ。確かにドンドンと彼の魅力に引きずりこまれてしまうんですよね。でも...でもです。内容が全てをダメにした感じがあります。もうちょっと上手く作れば、もっと素晴らしい作品になったように思えます。70年代ブラックスプロイテーション時代の有名なピンプ映画「The Mack」の主演のマックス・ジュリエンが、ビル・べラミーの叔父さん役で出演してます。若い子達にピンプの手ほどきをする台詞とかとってもいいのだけど、あそこの場面だけで彼を使ったのは残念だったかもしれない。もう1回、ビルと最後の方で絡んだら面白かったかも。この映画の言いたい事は十分に分かるのだけど、パンチが足りない。そんな感じでした。
世の独身男性もね、この主人公のように完璧に女性を傷つけずに遊べるんだったらね... 大抵はバレる下手な男...が普通。女性を甘くみないでね...って事で、感想はこちら。
(3.5点/5点満点中:DVDにて鑑賞)