Cast >> Ethel Waters (Mother of Rufus), Sammy Davis Jr. (Rufus Jones), Hamtree Harrington, Dusty Fletcher, Edgar Connor, The Will Vodery Girls, The Russell Wooding's Jubilee Singers
Director >> Roy Mack
Writer >> A. Dorian Otvos, Cyrus Wood
総合ポイント >> 4/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 5
Sammy + Ethel = Entertaiment!!
ルーファス・ジョーンズ(サミー・デイビス・ジュニア)は、いじめられて家に帰ってきた。ママ(エセル・ウォーターズ)は、そんなルーファスを膝にのせて慰めた。「いつか貴方も大統領になるのよ」と。ママの子守歌を聞きながら、いつの間にか寝てしまったルーファスは...
7歳のサミー・デイビス・ジュニアが歌い踊ったデビュー作。今でこそ、ちびっ子天才エンタテイナーは珍しくないけれど、このサミーの姿を見るとやっぱり本物は違うなーと思う。7歳なのに素人ぽい所がまるで無い。目線から台詞まで、本物のプロ。今の子役達は、ただ大人びているだけで、本物のプロという感じはしない。そのママを演じたエセル・ウォーターズもこれまた凄い。ママのイメージにピッタリだし、歌う時は物凄く優しいママ。
確かにステレオタイプな場面もやたらと多い。けれど、エセルが歌っていた歌詞で、さりげなくギャンブル(ナンバー賭博)を批判しているようにも思えた。
ルーファス・ジョーンズが大統領になる... 社会的な映画じゃないし、それを目的に作られたとも思えない。完全にサミー・デイビスとエセル・ウォーターズの才能の楽しむ為の映画である。黒人の少年が大統領になる... その夢がファンタジーなエンターテイメントでしかなかったその時代を感じる。
(5/24/07:DVDにて鑑賞)