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Five on the Black Hand Side / 翔んでる一家・反乱家族大奮戦 (1973)

Cast >> Clarice Taylor (Gladys Ann Brooks), Leonard Jackson (John Henry Brooks), Virginia Capers (Ruby), Glynn Turman (Gideon), D'Urville Martin (Booker T. Washington 'Sharrief' Brooks), Tchaka Almoravids (Fun Loving), Kwasi Badu (Chief Royal Ashanti Drummer), Bonnie Banfield (Gail), Godfrey Cambridge (Himself), Frankie Crocker (Rolls Royce), Ja'net DuBois (Stormy Monday), Carl Franklin (Marvin), Sonny Jim Gaines (Sweetmeat), Dick Anthony Williams (Preston) ....
Director >> Oscar Williams
Writer >> Charlie L. Russell

総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 5 Music >> 4

Highest Five on the Black Hand Side!
Mr.ブルックス(レオナード・ジャクソン)は、妻の事すらMrs.ブルックスクラリス・テイラー)と呼ぶほど、厳格で家の全てをコントロールしていた。Mrs.ブルックスも、それに従うしかなかった。長男のブッカーT(ダーヴィル・マーティン)は、言う事を聞くので、父のお気に入りだったが、次男のギデオン(グリン・ターマン)は、自由気ままで父の言う事が嫌いで、アパートの屋上で気楽に暮らしていた。その2人に挟まれた長女のゲイルは、結婚式を翌日に控えていた。そんな日に、Mrs.ブルックスは友人の勧めで、夫への反撃を開始しストライキに挑んだが...

何か上手く事が運んだ時に、他人から「Gimme a Five!」と言われると凄く嬉しい。この映画は、そんなハイ・ファイブも自分達らしく主張しているように「Five on the Black hand side」。黒人の仲間同士でないと成立しないという、団結を意味してますね。物語も面白いんです。長男のブッカーTは、「シャリーフと呼んでくれ」という程に、ブラックモスリムに傾倒、次男のギデオンも自由な思想ながら、黒人同士の結束を物凄く意識している。長女もアフリカ式の結婚式を望んでいて、結婚相手もヴェトナム戦争への反対で、軍からの徴兵拒否をした人。けれど、Mrブルックスは昔ながらの厳格な人で、真面目に自分のバーバーショップで働いている。そのバーバーショップでは、もちろん色んなジャイブトークが聞ける。店で働く大学生のプレストンを大人がカラかってみたり、ピンプが登場したりする。それこそ、アイス・キューブの「バーバー・ショップ」以上の会話が聞けるのも面白い。それでいて、長男のブッカーTには矛盾する事も多くて、見事に映画のストーリーに反映している。所謂ジャイブトークとか、ソウルトレインのようなダンスも、意味もなく無駄に使われている訳じゃないので、映画の中ではとっても自然で意味がある。
さらには、Mrs.ブルックスが「ウーマン・リブ」らしく、自分で立ち上がる。でもね、それもやっぱりラストではとっても人間的。立ち上がってみたものの、少し怖気づく。でも、女性らしい優しさが、最後思わず感動する。そして、色んな思想がラストでは、一体化する。

こんなに見事に当時のブラックカルチャーが溶け込んでいる映画も珍しいと感心する。そういう映画には、高くて大きなハイ・ファイブ...

(12/5/06:DVDにて観賞)