Cast >> Carl Lumbly (The Father), Suzzanne Douglass (The Mother), Daniel Lee Robertson III (The Boy), Peter MacNeill (Sheriff), Bill Lake (Deputy), Paul Winfield (The Teacher) ....
Director >> Kevin Hooks
Writer >> William H. Armstrong (book), Bill Cain (teleplay)
Producer >> Clara George, Kevin Hooks ....
総合ポイント >> 4.25点/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 4
息子からみた父親
サウンダーと名づけた猟犬を飼っているモーガン家族は、ルイジアナでシェアクロッパー(小作人)として貧しいながらも家族5人で暮らしていた。作物が不作だった年に、父親がハムを盗んでしまう。息子は父親がいなくなった家で、大人へと成長していく...
1972年に同作が製作され、主演のポール・ウィンフィールドとシシリー・タイソンは、ともにオスカーの主演賞にノミネートされ、作品賞にもノミネートされた程の名作だった。その時の息子役が、ケビン・フックス。その彼が成長し、約30年後に同じ作品を監督する事になった。前作を見た人々には、それだけで感無量だ。30年経った今でも、ケビン・フックスが演じた息子を思い出せる程、鮮明な印象が残る作品だった。今回の作品は、前作とは趣きを少し変えている。あの息子の目を通しての「Sounder」という作品になっている。同じ結末、同じ内容だが、前よりも少年がメインだ。ポール・ウィンフィールドとケビン・フックスが見せた父親と息子の愛情表現。今回も、同じ様に表現されているものの、前とは少し違って父親がミステリアスだ。そして息子は、学校により興味を持っている。息子に関わる部分が、前よりもリアリティに溢れている。
そして、その息子に関わる先生役に、ポール・ウィンフィールドというゲストを招いて、これまた前作のファンを喜ばせる演出。たまらない。
息子の目に映る物は、実にリアリティに満ちていた。
(1/10/06:DVDにて観賞)