司会のデキル男、クリス・ロックが、オスカー側の念願かなって司会に抜擢された事は、もう何度もお伝えしている通りですが、そのロックがインタビューで答えた事が論争を呼んでいる。
ロックは「同性愛者でない黒人男性は、テレビでファッションショーさながらの授賞式なんか見ない。コメディーが評価されない、黒人のノミネートも多くない授賞式なんて、何で見なけりゃならないんだ」などと語った。
同賞を主催している米映画芸術科学アカデミーの関係筋の発言として、複数の会員がロックのコメントに強い不快感を表明し、ロックの降板を要求したと伝えた。
Yahoo!ニュース
前々から、クリス・ロックはオスカーの授賞式には辛口だったのを、アカデミーの会員も知っていた筈。何年も断り続けてきたのに、渋々承諾したのが、今回。言われる事位、分かっていてもいい筈。
痛い所つかれて、文句言う位なら、最初からクリス・ロックに頼むなよ...って、ブラックの人々は思ってるはず。コメディアンは、唯一、真実を語れる人々ですから。特に、ブラックコメディアンは。歴史がそうさせて来た訳ですし。
もっと酷いのが、ニュースを捻じ曲げてる人々。この上では「同性愛者でない黒人男性」と
日本語訳が付けられているけど、英語だと「Straight black man」。そこだけに焦点が当たって、今度はゲイを笑いものにしているという人まで出てきた。
http://news.yahoo.com/news?tmplstory&u/po/20050216/co_po/chrisrockjokesaboutoscarlovinggays
でも、ゲイコミュニティの人々は出来た人々で、ゲイの人々を笑いものにした訳じゃなくって、オスカーを笑いものにした事をちゃんと分かっていて、そう発言済み。
どうにかしたい人が、一部にいるんでしょうね。こういうのって。
っていうか、クリス・ロックがインタビューで答えた事って、「当たってる〜〜〜」と、私は叫んだ。うちのオヤジは、賞モノ放送が大嫌い。特に「アカデミー賞」は、本当に見ない。クリス・ロックが唯一、チャンネル変えながら見ていたと言っていた、2002年のハリ・ベリー/デンゼル・ワシントンの年ですら、全然見てない位ですから... 見ない理由はやっぱりロックと同じで「黒人が出てこないから」。ま、今更出してもらっても...って思ってるらしい。所が、NAACPのImage AwardとかSource Awardとか、BET Awardとかは、結構楽しんで見てる。長い歴史って、中々解ける事出来ないものです。実感しました。