Men in Black: International / メン・イン・ブラック:インターナショナル (2019) 1736本目
MIBが再びやってきた!でも彼らは貴方に思い出させない『メン・イン・ブラック:インターナショナル』
Here come the Men in Black, They won't let you remember...
『メン・イン・ブラック』と聞くと、ウィル・スミスのラップもだけど、Cokoのこの☝のボーカル部分が脳内再生されちゃいます。何ていうか、『メン・イン・ブラック』っていうと、可愛さ、軽快さ、お茶目さ、賑やかさ、主演2人の雰囲気、コンパクトにまとまっている...っていうイメージ。今回は、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のテッサ・トンプソンとクリス・ヘムズワースがコンビを組んで、リブートというよりスピンオフらしい『メン・イン・ブラック』シリーズの最新作『メン・イン・ブラック:インターナショナル』を!監督は、『Friday / friday (1995)』や『Straight Outta Compton / ストレイト・アウタ・コンプトン (2015)』のF・ゲイリー・グレイ。何やら撮影中、色々あったらしい。
2016年、パリ。エッフェル塔でカップルがプロポーズしている最中、エイリアンたちを取り締まる「MIB」のエージェントH(クリス・ヘムズワース)とエージェント ハイT(リーアム・ニーソン)が登場。2人は「ザ・ハイヴ」の侵入を防ごうとしていた。そして遡ること20年前のアメリカのブルックリンでは、モリー(テッサ・トンプソン)が自宅で両親がMIBのエージェントによって記憶を消され、そしてエイリアンと思われる生物と対面していた。そして20年後、モリーはMIBの本部に侵入することに成功し、何とかエージェントO(エマ・トンプソン)に取り入ろうとするが...
前作のシリーズのように「ブロックバスター!」とか「大成功!!」という感じに、今回はならなかったようだ。主演も変わった状態のスピンオフでは、前作以上の成功を望むのは至難の業。何せ、古くからの思い入れのあるファンがいるのだから。それでも愛される『スパイダーマン』みたいな作品も存在しているが、ごく稀。シリーズらしい良さを保ちつつ、新しいプラスアルファな何かがないと、中々難しい。そんな訳で今回は『マイティ・ソー バトルロイヤル』にて、既に良い雰囲気が出来上がっているクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンを新しいコンビに迎え、そして女性を加えることで新しいプラスアルファを生み出した。そして、ポーニィみたいな可愛い新キャラも加わった。でも、上手くいかなかった。クリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンも凄く頑張っていて、2人の雰囲気の良さとコンビネーションは正直ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズ以上だったと思う。前シリーズよりもお金が殆ど掛かっていないのに、そんな風には思えない豪華さもある。そして普通に面白い。でも「これだ!」っていうパンチライン的な観客に覚えてもらえるだけのインパクトが無かったかな?と思う。『メン・イン・ブラック』って聞くと、ウィル・スミスの曲をつい思い出す的なインパクト、そこだけが無かった。私的には、モリーのパパが滅茶苦茶プリンスの大ファンっていうのはインパクトあって好きでした。記憶消すやつ(ニューラライザー)を使われても、それは覚えている自信あり!
(3.25点:1736本目)
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