Cast >> Denzel Washington (Reuben James), Dorian Healy (Tony aka Fish), Sean Chapman (Bob Harper), Bruce Payne (Colin) ...
Director >> Martin Stellman
Writer >> Martin Stellman, Trix Worrell
Producer >> Tim Bevan
Genre >> Action
Country >> UK
総合ポイント 3.75点/5点満点中
内容 >> 4 演技 >> 4 演出 >> 4 音楽 >> 3
"What do you got to show for it?"
ルーベン(デンセル・ワシントン)はセントルシア生まれだが、4歳の頃からイギリスのロンドンで育った。イギリス軍のパラシュート部隊にて、フォークランド紛争でも勇敢に女王と国のために戦った。軍ではフィッシュ(ドリアン・ヒーリー)が足を失ったが、ルーベンの一番の友人となった。6年後、ロンドンに戻るルーベン。しかし町は変わり果てていた。犯罪と麻薬が蔓延り、警官と市民が対立し、失業者が多かった。ルーベンも仕事を探すが中々見つける事は出来なかった。麻薬売人の知り合いコリン(ブルース・ペイン)がルーベンを相棒にしようとしていたが、断っていた。そして昔からの友人リンフォード(ジェフ・フランシス)が警官とイザコザになり、ルーベンは口あわせするが...
今は主演が当たり前であるデンゼル・ワシントンの劇場公開長編で初の主演作品となった思い出の作品。なんとイギリス映画である。しかもイギリスのロンドン出身の男を演じているので、イギリス訛りのデンゼル・ワシントンが楽しめるという作品。まあそのイギリス訛りは途中途中で無くなったりするし、無理感が漂ってはいるが... しかしそんな事よりも、内容がとてもシリアスでデンゼルらしい真面目さと社会派の両方がたっぷりと詰まった硬派な作品だ。色々あるので追うのはちょっと大変だけれども、ルーベンが追い詰められていく様がよく分かるのだ。そのルーベンの悲哀がとても切ない。
哀しみも憎しみも連鎖していく、そして悲劇が生まれる。若いデンゼル・ワシントンの熱量が余計に観客を切なくさせるのだ。
(8/29/14:DVDにて鑑賞)