NFLのボルチモア・レイブンスに所属するテレル・サッグスという現役の選手が脚本を書いた作品。珍しいでしょ!しかも去年のスーパーボウル優勝チーム所属。「The Blind Side / しあわせの隠れ場所 (2009)」のマイケル・オアーのチームメイト。レギュラー。と、まあ凄いのよ。書くのが2度目になるけど、現役よ!現役!!現役で俳優として映画に出る事は今までにもあったけれど、現役で脚本家っていうのは無いね。その現役選手が明かす、アメリカのアスリートの裏側。
まあーーー、アスリートはモテるんだよね。それは分かった。だってテレルはどことなくキャッシュ・マネーのバードマン似だよ?それでもモテるんでしょうねー。女たちはお金に近寄る。だから男はやりたい放題。男はどんどん女の弱みにつけこんで行く。ゲーム感覚。これまた男の取り巻きが連携(Coalition)して、それを容易にしていく。女はポイ捨てされる。所が女たちも黙ってなかった。彼女たちも連携(Coalition)して、男たちに仕返ししていく...っていう話。
まあアメリカで放送しているアスリートの彼女や奥さんの裏側を見せている「Basketball Wives」とか、アスリートじゃないけど「Love & Hip Hop」なんかと同じ。グルーピーの骨肉な醜い争い。それをちょっと上品に描いた映画だね。でももう下品バージョン見ている人たちが多いから、これ位じゃあ満足する人たちが居ないんじゃないかな?というか、私はその手のリアリティ番組が嫌いなので見たことないけど、それでも満足できなかったです。何が満足出来なかったかというと、俳優たちが魅力なかった。えー、この人モテるか?とか、えーええーー、この人そんなに好かれるか?という人ばかり。ルックスだけでなく、俳優としても魅力がなくて、棒読みの嵐。これを見て思った!マイケル・ジェイ・ホワイトも続編に出ていた「Trois / 日本未公開 (2000)」3部作はそれなりに上手くて面白かった事を!(マイケル・ジェイが出ている2がお勧め!)そしてお話も穴だらけ。あれ?親友でいつも助けあっていたのに、今の今まで知らなかったの?って事があったりね。でもロンゾ役の人だけはカッコよかったかも。
最後は更に最悪。結局誰が主役なのか分からない!!あれ?いきなりあの2人が最後主役?みたいな。しかも、で??それが幸せなのかい?的なラスト。主役ぽかったプライムという人とオータムはどうなったの??と。でもボーナス映像にはカットされた映像もあって、そこでオータムのラストは知れた。あそこはカットしない方が良かったかもね。で、もう一人のスカイラーという女性は??スカイラーのおばあちゃんは??という謎だらけ。
まあこの映画はあれでしたが、テレル・サッグスは頑張れ!現役でここまで作れる行動力とかは素晴らしい!!フットボールも映画も頑張れ!
(2.5点/5点満点中:9/28/13:DVDにて鑑賞)