42 / 日本未公開 (2013)
Cast >> Chadwick Boseman (Jackie Robinson), Harrison Ford (Branch Rickey), Christopher Meloni (Leo Durocher), Nicole Beharie (Rachel Isum) ...
Director >> Brian Helgeland
Writer >> Brian Helgeland
Producer >> Thomas Tull
Genre >> Biography
Country >> USA
Release (US) >> 04 / 12 / 2013
総合ポイント 3.5点/5点満点中
内容 >> 3 演技 >> 5 演出 >> 3 音楽 >> 3
"We go hard! I'm Jackie Robinson, Except when I run base, I dodge the pen"
第2次世界大戦後、ジャッキー・ロビンソン(チャドウィック・ボーズマン)は、二グロリーグのカンザスシティ・モナークスで野球選手として活躍していた。メジャー・リーグのブルックリン・ドジャースの会長ブランチ・リッキー(ハリソン・フォード)は、チーム補強で黒人選手を入れる事を検討していた。しかし時代は黒人と白人の融合は許されておらず、メジャー・リーグでも同じだった。しかし、リッキーはジャッキー・ロビンソンならその壁を破る事が出来るかもしれないと、契約を交わすのだった。しかし、ロビンソンとリッキーの前には外部だけでなく、チーム内での反発という大きな壁が待っていたのだった...
偉大なる野球選手であり、歴史を変えた人物と言ってもいいであろうジャッキー・ロビンソンを描いた映画。子供向けの絵本にもなっている位である偉大な人なので、ジャッキー・ロビンソンの物語は壮大である。まずプロになる前からドラマがあった。しかしこの映画はドジャースに入団するちょっと前から遡って、プロとして認められるまでという短い期間でリッキーとの関係を濃厚に描いている。ロビンソンを演じたボーズマンと、リッキーを演じたフォードの演技はとにかく見ものである。ボーズマンは、ロビンソンの試合中のフォームを緻密に研究したそうである。そしてフォードも、今までのヒロイックな人物像にリッキーの人間らしさをプラスしたキャラクターを作り上げていた。
しかし、話は飛びがちで編集に違和感を感じた。そしてスコア音楽があまりにも煽っているので、余計に私の涙腺は閉じた。物語も、白人の観客には受けが良いだろうというのを感じる。黒人の観客にはごく見慣れたテーマである。
ロビンソンの白人と統合していく苦悩は物凄く感じた。でもロビンソンの苦悩は、その前からずっと続いていた。生まれてから母親に育てられていた時も、大学に入る時も、軍人としても... そこも大事なロビンソンの一部だ。
(4/12/13:劇場にて鑑賞)