Of Boys and Men / 日本未公開 (2008) 845本目
ついつい泣いちゃう映画ですね。優れた訳じゃないけど、嫌いになれない作品。何て言ったって、あのアンジェラ・バセットが出てるんですもの...悪い訳がない!アンジェラ・バセットとロバート・タウンゼントが夫婦役。てっきりロバート・タウンゼント監督作品だと信じ込んで見ていたのだけど、別の人が監督。「One Week / 日本未公開 (2000)」という作品でデビューしたシカゴ出身の監督。という事で、シカゴが舞台でシカゴ出身のロバート・タウンゼントが主役。そして元シカゴ・ブルスの選手とか出てきたりと、シカゴ100%な作品。
物語は...ってあんまり書けない。ネタバレになっちゃいますからねー。でもオープニングでは少年が女性と車で去るシーンから始まります。この少年がその去る前の3週間で経験した事を語られていきます。でもそれだけじゃないんだな。えぇーーという事が起きてしまうんですね。ちなみに3週間前は少年の年の離れた兄が大学の卒業式を迎える朝。兄は家族で初めて大学を卒業するという事で、誰もが嬉しく、そして誇らしく思っていたのです。でも... 全ての事は予測なんて出来ない。それは私達も先月学んだ事。絶対な物なんて何もない。ある事を境にもろく崩れてしまう事だってある。家族だって一緒。悲しみや後悔ばかりが残ってしまう。修復だって大変。誰も完璧になんて出来ない。でも一人じゃない。ってACのCMみたいな事書いちゃいましたけど。よく男の子を育てるのには男性が必要とか言いますが、その男性だって男の子を育てるのは大変。
アンジェラ・バセットは最高ですね。さすがですよ。ロバート・タウンゼントのらしい優しさもこの役にはぴったり。でも今回は割りとドラマチックな見せ所も多くて、いつもとはちょっと雰囲気違う所もあります。でも優しいパパなんですよねー。そしてそのロバート・タウンゼントが演じた男性の妹役を演じてたヴィクトリア・ローレルが良い!あんな綺麗で優しいおばさん、私だって欲しい。
テーマがテーマだけに、泣いちゃう人は多いと思います。
(4点/5点満点中:DVDにて鑑賞)