Cast >> Adrien Brody (Travis), Forest Whitaker (Barris), Cam Gigandet (Chase), Clifton Collins Jr. (Nix), Ethan Cohn (Benjy), Fisher Stevens (Archaleta), Travis Fimmel (Helweg), David Banner (Bosch), Jason Lew (Oscar), Damien Leake (Govenor), Maggie Grace (Bay) ...
Director >> Paul Scheuring
Writer >> Paul Scheuring, Mario Giordano (novel "Black Box")
Producer >> Marty Adelstein, Jeanette Buerling, Bill Johnson, Maggie Monteith, Scott Nemes, Dawn Parouse
Genre >> Thriller
総合ポイント >> 3.5/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 3 Music >> 3
Luxurious Prison Break
トラビス(エイドリアン・ブロディ)は、老人介護施設に勤めていたがレイオフされた。反戦運動で知り合った女性ベイと愛し合うようになり、ベイにインド旅行を誘われたが、レイオフされたばかりでお金がなかった。新聞の求人広告で見つけた高額収入の2週間の仕事に応募し、そこで出会ったのが落ち着いた物腰で話しかけてきたマイケル・バリス(フォレスト・ウィッテカー)と親しくなった。数日後、採用されたトラビスはマイケルや他の22人の男性と共にバスに乗った。彼等24人を待っていたのは、囚人と看守に別れて行われる心理学実験だった...
日本でも公開されたドイツ映画「es[エス]」のリメイク。さすがに物語は面白いし、オスカー主演男優受賞の2人がぶつかりあう演技は必見である。フォレスト・ウィッテカーに至っては彼の代表作である「A Rage in Harlem / レイジ・イン・ハーレム (1991) 」の最高に良い人と「The Last King of Scotland / ラストキング・オブ・スコットランド (2006)」の最高に悪い人が1人のキャラクターに潜んでいて見ごたえがある。しかし実験現場の描写とは言え、刑務所の描写等がお粗末。トラビスと恋人についてもまとめ過ぎた感じがあって、理解し難い。先も読みやすいのでスリラー感覚はない。
演出がもうちょっと上手く行っていたら、間違いなくアメリカでも劇場公開され、エイドリアン・ブロディとフォレスト・ウィッテカーの熱演も報われていた事だったと感じる。勿体無いほど豪華なキャスティングのプリズンブレイク。
(12/6/10:DVDにて鑑賞)