これはあのダサいポスターを見た時の予想を反して面白かった!というのも、私も80年代に青春をすごしたオバサマだからでしょうか??私が洋楽や洋画を好きになって触れるようになったのはあの80年代。あの頃の面白さがこの映画には詰まっている。というか、これはあの80年代の大作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の超緩い版である。そして80年代にラジカセ持たせたら一番切ない男ジョン・キューザック(シュア・シング見てよ)が主演。アイデアからプロットに出演者まで見事に80年代!!しかし、80年代にいけいけな青春時代をすごしたジョン・キューザック演じるアダムの友達ルーとニックはそれぞれもうアラフォーのイケテないオッサン3人。ルーに至っては馬鹿やって自殺したと思われている。そこでニックとアダムの2人が、86年に最高のバケーションを過ごしたあの思い出のスキー場に行こうと連れ出す。3人はアダムの妹の息子ジェイコブも連れて行く。所が昔はあんなにイケている場所だったスキー場も今や不況の煽り?で、閑散としている。お洒落だったスキー場のホテルもボロボロ。ドアマンは片手が無く乱暴でぶっきら棒。このドアマンを演じたのが「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ではマーティのパパを演じていたクリスピン・グローヴァーなのです。仕方なく4人で夜に飲んで酔っ払ってベランダにあるお風呂(というかジャクージー)に入ると、次の日なぜか1987年生まれのジェイコブを除く3人が1986年の姿になり、1986年にタイムスリップしてしまっていたのです。と、ここからは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同じで元に戻すには1986年のまま再現していかないと、ジェイコブの姿が消えてしまう事になって...
1986年にそのスキー場で行われていたのが、ウィンター祭り。あの「バラにはみんな棘がある」のポイズンがライブを行うのです。MTVの映像とかも80年代!クリスピン・グローヴァーは出るたびに面白い!ベストのタイミングで出てきてハラハラします!!友人の1人を演じたのがクレイグ・ロビンソン。タイラー・ペリーがプロデュースするこれからの作品「We the Peeples」の主役でもあります。注目の人。この人の冒頭の職業が面白い。ルーを演じた人は知らなかったけど、この役にピッタリ。80年代の時の髪型とか笑える。この人が現代に戻った時の職業が面白いです。1人若いジェイコブを演じたがの「キックアス」にも出ているクラーク・デューク。彼もナイスキャスティング。
80年代好きにはおススメのコメディ。是非あの時を思い出してみて欲しい!というか、ジャクージーを直しにくる修理人が死んだと噂まで出てしまった80年代の申し子チェビー・チェイスなのです。これ以上の80年代ある??
(4.5点/5点満点中:DVDにてキャベツ・パッチ人形で遊びながら鑑賞)