「For Colored Girls / 日本未公開 (2010)」のプロモーションも重なり、肉体的にも精神的にも疲労を訴えて舞台「MADEA's BIG HAPPY FAMILY」をキャンセルしたタイラー・ペリー。去年は「Avatar / アバター (2009)」のジェームス・キャメロンに続いて2番目に全米映画興行成績だったとの事(なのに日本じゃ一本も彼の映画を公開していない!!)。そのペリーが私生活でも仲のいいオプラ・ウィンフリーの人気番組「Oprah」に登場し、過去を語った。彼が語った過去は肉体的・性的虐待に遭っていた過去。父親からは肉体的虐待に遭っていた過去を語った。父親に関しては許しており、今は金銭的な援助を行っているが、普通の父親と息子の関係は築いていないと言う。そして過去に同じ教会に通っていた男と病院の男性ナースと近所の女性から幼い頃に3度も性的虐待に遭った事も告白した。それが原因で女性と普通に付き合う事にとても苦労したという。自分の性的特質にとても混乱し、自殺を試みた事も告白した。そんなタイラー・ペリーはある日「Oprah」を見ていて、自分の過去と向き合うには全てを吐き出して書いてみるべきというオプラの言葉を聞いて、タイラー・ペリーは様々な自分の作り上げたキャラクターに投影して書き上げていったと言う。
http://www.bvnewswire.com/2010/10/21/tyler-perry-child-abuse-molestation-oprah-winfrey/
http://concreteloop.com/2010/10/tv-bit-tyler-perry-opens-up-about-abusive-childhood-on-oprah
彼が作品で一貫として伝えているメッセージ「許し」にはこんな哀しい彼の物語が隠されていたのですね。書き続けている「許し」は彼にとっての清めなのかもしれません。