Bucktown / 日本未公開 (1975)
Cast >> Fred Williamson (Duke), Pam Grier (Aretha), Thalmus Rasulala (Roy), Tony King (T.J.), Bernie Hamilton (Harley), Art Lund (Chief Patterson), Tierre Turner (Steve), Morgan Upton (Sam), Carl Weathers (Hambone) ....
Director >> Arthur Marks
Writer >> Bob Ellison
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 5
The Rules of good ole Blaxploitation days
デューク・ジョンソン(フレッド・ウィリアムソン)は、兄弟のビンスの死んだ知らせを受けて、アラバマの小さな町にやってきた。ビンスは小さなバーを経営していて、そのバー等の相続には60日間かかりその間町に足止めとなった。ビンスの友人だったアレサ(パム・グリア)やハーレー(バーニー・ハミルトン)とスティーブに説得されて、ビンスのバーを再開するが、デュークは町の腐敗した警察官たちと対立し、友人のロイ(サルマス・ラシュララ)を呼ぶが...
デュークの敵が途中でガラリと変わる。そこから普通のブラックスプロイテーションとは一線を画し断然に面白くなる。対白人ばかりだった物より一層にドラマチックな部分が増える。それによってメッセージ性が強くなる。それでいて、ブラックスプロイテーションのお約束的な部分も失われていない。派手な爆発シーンやお色気シーン等「やっぱりー」という楽しみがある。また物語も単純であり分かりやすい。ブラックスプロイテーションのヒーローでありヒロインであったフレッド・ウィリアムソンとパム・グリアの共演は、それぞれが自分の個性を生かして光っている。それに脇を固める人々も印象に残る。バーニー・ハミルトンのアル中役も、人生に疲れ差別に疲れ酔いで誤魔化しながらも、反抗している姿が哀愁漂う。
それでいて最後には派手な銃を捨てて、素手で戦う男が2人。フレッド・ウィリアムソンの男のロマンを見る。
(5/3/01, 5/16/08:DVDにて鑑賞)