SOUL * BLACK MOVIE * ブラックムービー

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

飽きずに...

今日も飽きずにバラク・オバマの集会をCNNのライブで見ていた。今日も昨日と同じく「Town Hall」形式。一般市民の声に直接答えていくという、この形式が一番オバマには合っているのかも...と思った。何と言うか、彼の言う「みんなの声を聞く」というのが形になっているように思える。他の候補者はどうなんでしょうか?色々な形式で集会しているんでしょうか?
今日は会場になんとジョン・ホープ・フランクリンが来ていたらしい。最後の質問が朝の5時半に起きて会場前に並び、大学をサボって来ていた男の子。この前のペンシルバニアでは高校生が学校をサボって、オバマの集会に参加して問題になってましたね。ま、今回は大学生だから単位が犠牲となるかも?なんて、私もいつもギリギリまでサボっていたので、1回位なら...ね。その子本人も「サボってまでして来て良かった」と感激していた。今日サボった分、オバマからの言葉を活力にして、頑張って埋め合わせをしてもらいたい。それで、学校の話題になった時にオバマは「今の若い子には、このジョン・ホープ・フランクリンという偉大な名前を覚えてもらいたい。みんながシャックの名前を知っているのと同じ位、彼の名前も覚えてもらいたいんだ」と語っていた。ジョン・ホープ・フランクリンは、アメリカの歴史学者。今は93歳だが、デューク大学の教授。日本の歴史学者でも彼に師事した人が居て、有名な黒人研究書の1つである岩波新書から出ている「アメリカ黒人の歴史」の本田創造氏がその1人。彼の書いた岩波ジュニア新書の「フレデリック・ダグラスの物語」は、そのジョン・ホープ・フランクリンに捧げている。そのフランクリン本人がオバマへの支持表明をしたらしい。黒人歴史学の一人者であるフランクリン本人がバックアップをしてくれるのは嬉しい事だ。実は最近、アメリカ黒人の歴史の本とキング牧師とこのフレデリック・ダグラスの本を読み返していた。そこで思った。アメリカで有名になった活動家はみんな雄弁でかつ行動力があるという事。そして必ず一度は同胞からの批判の壁にぶち当たるという事... 全て今のオバマにも共通している。フレデリック・ダグラスが始めて人の前で演説した逸話は、オバマが2004年の民主党大会で演説した時と何となく被る。フレデリック・ダグラスの言葉を観客が熱狂的に連呼したという。まるでオバマの集会のよう。