これを見てからやりたい事がありまして...劇場で見逃したので、DVD待ってました。
ポスターとか雰囲気あってとっても楽しみにしてましたよ。ベニチオ・デル・トロとハリ・ベリーはどう考えても、いい雰囲気でしょ?
でも...
上手すぎだね。すべてが上手すぎ。だから余計に物足りなさを感じてしまうというか... ハリ・ベリーの子供を演じた2人も子供なのに出来すぎというか。何かが足りないのよね。タイトルの「火で私達が無くした物(直訳で。本来なら火事)」は、そのタイトルの意味を説くさりげない台詞が後に出てくる。夫の台詞がその意味の答えだとすると、何か切なく悲しい。
そして夫の成しえなかった事を妻が成功させる。そしてついに妻は笑う事を思い出す。でもここまでが意外に分かりにくいような気もする。
何かね、もっと雑で不器用な恋愛が見たい気もした。ある意味、ハリの演じた役に頼ったベニチオの役柄は、不器用なのかもしれないけど、それも分かりにくいし。何かもっとこうガーっと... 違う感じを想像していたんですよねー。2人の役柄があまりにも真面目過ぎるというか、大人過ぎるというか... 何かあり得ないと思った。そう思ってしまった私はかなりのロマンチストなのか、それとも単なる感情任せで野生的な女なのか... うーん。逆に夫の友人を家に入れてとか思わないですからね。ま、私の世界ではあり得ないと思いました。恋愛に囚われずに別の感情を描くんだったら、夫の親友じゃなくても夫の兄弟でも良かった訳で... 夫の親友というギリギリの線で、恋愛を描きたかったんでしょうね。
ベニチオ・デル・トロ、誰かに似てる。完成形がトミー・リー・ジョーンズだとして、その過程に居る人。ジョシュ・ハートネット→ベニチオ・デル・トロ→トミー・リー・ジョーンズみたいな。
ハリ・ベリーの子供を演じた女の子が可愛い。ハリ・ベリーが子供を生んだら、あんな感じだろうなーと思った。出産はいつでしたか?5月?6月?ハリに丈夫な赤ちゃんが生まれますように。
感想はこちら。
(3.5点/5点満点中:DVDにて鑑賞)