Cast >> Wendell B. Harris Jr. (William Douglas Street), Dave Barber, Marti Bowling (Marti), Alfred Bruce Bradley (Smooth), Mano Breckenridge (Neelish Ratnayaka), Anthony Ennis (Curtis), Amina Fakir (Tatiana) ....
Director >> Wendell B. Harris Jr.
Writer >> Wendell B. Harris Jr.
Producer >> Dan Lawton
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 5 Music >> 4
His behavior sting the world's sore
ウィリアム・ダグラス・ストリート(ウェンデル・B・ハリス)は、父の仕事の手伝いをしていたが、つまらない人生を送っていた。ある時、タイム誌のリポーターになりきって、アスリートにインタビューをして大金を手にしようとしたが、失敗した。しかし、様々な職業になり切っていくことを思いつき、医者や学生に弁護士になっていくが...
人は様々な面を持っているけれど、この映画の主人公は文字通り「カメレオン」のように変化していく。その過程で世の中を斜めに見て皮肉しているのが面白い。特に医者になった時の周りの反応。ハーバード大卒と言った時の周りの反応には大笑いしてしまう。いかに人々が学歴に左右されているか...本質を見抜けないでいる人が多い世の中。
また面白いのがオープニングで紹介される「これはウィリアム・ダグラス・ストリートとエリック・ドゥピンの人生経験に基づいたものである。多くの役は、彼等自身が演じているが、他は作り物の人格である」という説明。この最初からなぜかウェンデル・B・ハリスが演じているのではなく、ウィリアム・ダグラス・ストリートそのままに見えてくる。ある種、ドキュメンタリーともまた違う「トゥルーマン・ショー」のような「ウィリアム・ダグラス・ストリート・ショー」を見ている感覚。
「ウィリアム・ダグラス・ストリート・ショー」は、世の中の化膿している部分を針で一刺しする。でもそこには厳しい社会も存在しているのでバランスが取れていて素晴らしい。
(1/10/08:DVDにて鑑賞)