Cast >> Delroy Lindo (Joe Black), Idris Elba (Quentin Whitfield), Loretta Devine (Shirley Ann "Ma'Dere" Whitfield), Chris Brown (Michael "Baby" Whitfield), Columbus Short (Claude Whitfield), Regina King (Lisa Whitfield Moore), Keith Robinson (Devean Brooks), Laz Alonso (Malcolme Moore), Sharon Leal (Kelli Whitfield), Lauren London (Melanie "Mel" Whitfield), Mekhi Phifer (Gerald) ...
Director >> Preston A. Whitmore II
Writer >> Preston A. Whitmore II
Producer >> Preston A. Whitmore II, Mekhi Phifer, Delroy Lindo
総合ポイント >> 3.5/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 4 Direct >> 3 Music >> 4
Cloned Madea
ホイットフィールド家の家長であるマディア(ロレッタ・ディバイン)とその彼氏であるジョー・ブラック(デルロイ・リンドー)の元に、マディア達の子供達のジャズミュージシャンの長男クェンティン(イドリス・エルバ)に、専業主婦のシスタ(レジーナ・キング)、NYでキャリアウーマンのケリー(シャロン・リール)、マリーンに入っているクロード(コロンバス・ショート)、アトランタで大学に通っているメル(ローレン・ロンドン)に、まだ実家に住んでいる一番下のベイビー(クリス・ブラウン)が、それぞれの悩みや問題を抱えながらもクリスマスに戻ってきたのだった...
タイラー・ペリーが「マディア」というキャラクターを誕生させ確立した「ゴスペル&ハートウォーミング&ライフレッスン映画」というジャンル。男性が女装して喜劇になるという部分はないものの、タイラー・ペリー作品の一連の流れとまったく同じ。タイトルから物語に入る技術的な部分の流れもほぼ一緒。それぞれが悩みや問題を抱え、お互いが共にまたは神の存在の支えと共に解決していく内容はほぼ一緒。なので確かに最後には暖かいキモチで涙する者も多く居ると思う。完全無欠なママでさえ弱い所があって子供達から学んだり、父親でも何でもない存在の男性が、良い大人である男の父親の存在になる。物語も単純で分かりやすい。
でもオリジナリティがない。映画としてもっと出来る事や面白くなる事が出来ただろうにとも思う。また、クロードがAWOL(脱走兵)になる部分は意味不明だし、その結果などもリアリティがない分、出来が粗末だった。リアリティがないと言えば、車を川に沈めるのもリアリティがない。お風呂場のベイビーオイルの部分が普通にありそうで面白かっただけに残念。
タイラー・ペリーの「マディア」好きには、確かに嬉しい。全くのクローン映画なのだから。でも、やっぱりそれぞれの個性のあるオリジナリティがあってこそ... 素晴らしい映画なのかもしれないとも思う。
(11/25/07:劇場にて鑑賞)