「Killer of Sheep」を見た後にどうしても軽〜〜いのが見たくなったので、目に付いたこちらの作品を手に取りました。期待通り?軽〜〜〜い作品でした。全編にヘザー・ヘッドリーの曲が使われているんですが、彼女の曲ってこんなに軽かったけ?と思わせる程に、軽〜い作りになってます。
感想でも書いたのですが、ヴィヴィカ・A・フォックスが製作も担当しているので、彼女の趣味みたいのが出ているかなーとも思います。どーしてもビル・べラミーとこういう映画作りたかったんだろうなーっていう執念みたいのも感じます。でも、主役はビル・べラミーとステイシー・ダッシュだと思うんだけど、DVDのジャケットにはステイシー・ダッシュの写真すら無いので、みなさん感づくかと思うのですが、肝心な主役の2人の部分があまり出てこないので、ラストは良かったね〜とあんまり思えないというか。それでいて、ヴィヴィカ・A・フォックスとカーメン・エレクトラは良く出てきて、人物像みたいのも割りと丁寧に描かれているのに、ラストはそれ?みたいな。で、結局2人はどうなるの?幸せになるの?ならないの?みたいな疑問が残りますね。ま、描き方がちゃらんぽらんのように「ちゅーとはんぱやなー」って感じでした。描き方が中途半端な上に、ラストも想像ついちゃうしね。更には、カーメン・エレクトラとステイシー・ダッシュが、学芸会のような演技。あれれ?こんなに下手だったけ?と思いました。フォックスとビル・べラミーが楽しんでるなーと思える演技で良いだけに、彼女達の下手さが目に付きます。
見所は、最後の方のティチアナ・アーノルドとアースクエイクのシーンかな... アニメの「King of Hill」のペギーの声をしている人が出てくるので、その人の役はペギーに見えてくる。
ヴィヴィカ・A・フォックス好きだった。過去形です。「ソウルフード」とか「インディペンデンス・デイ」とか「Set It Off」の頃とか。綺麗だったし、カッコよかった。でも最近じゃ、整形ばかりしてるし、アメリカのゴシップサイトにはAunt Viv(ヴィヴおばさん)とか呼ばれちゃってるし、後で書くけど飲酒運転とか最低だし... 50セントと付き合った当りから、下り坂だよね。この映画にも彼女の言い訳のように台詞に出てくるけど、どうしようもない映画をお金の為に出てるって感じがする。前みたいにいい作品でカッコいいヴィヴィカ姉さんが見たい。
共感できる部分もないし、ドキドキするような場面もないし、恋愛指南的な部分もないし、ハートウォーミングでもないし... う〜ん、ちゅーとはんぱやなー!
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