映画の製作という面から見たら、本当に凄い映画なんですよ。無声とは信じられない位に、映像だけでドキドキはらはらさせられます。戦争のシーンとか、最後のクー・クラックス・クランが集まっていくシーンとか凄いですよ。でも映画として考えると、どうかな?って思うんですよね。最後の方のシーンで「アーリア人の兄弟よ!」という言葉には、色々と想像させられてドキっとさせられます。
こういう事実は無かった筈なのですが、それでも万が一、万が一ですよ、そういう事実があったとします。で、クー・クラックス・クランみたいな団体があっていいんですか?人々を恐怖に陥れて、命を奪う、そんな集団があって許されるのですか?って事ですよ。演出による同情って怖いですよ。この映画では、対黒人ばかりでしたが、彼等の敵は日本人の我々もですからね。
でもこの映画でも明らかになっていると思うのですが、極度の怯え...臆病者が生んだ物なのかなって思いました。
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