Cast >> Lucas Black (Sean Boswell), Shad 'Bow Wow' Gregory Moss (Twinkie), Nathalie Kelley (Neela), Sung Kang (Han), Brian Tee (DK), Jason Tobin (Virgil), Brian Goodman (Major Boswell), Leonardo Nam (Morimoto), Keiko Kitagawa (Reiko), Sonny Chiba (Uncle Kamata) ...
Director >> Justin Lin
Writer >> Chris Morgan
Producer >> Neal H. Moritz, Amanda Cohen ....
総合ポイント >> 3／5点満点
Contents >> 3 Performance >> 3 Direct >> 3 Music >> 3
The DRIFT and the furious
ショーン（ルーカス・ブラック）は、両親が離婚してからずっと引越しを繰り返してきた。そんな中、唯一の楽しみが車だった。しかし、その車もショーンのトラブルの元になっていた。今回も車でトラブルになり、父親の居る日本へ行く事になったが...
私がイメージしている「The Fast and the Furious/ワイルド・スピード」は、ビデオゲーム世代の集大成... スピードを求め、世の中に希望を持たない若者の怒り。主人公のヴィン・ディーゼルの大人の色気も手伝って、普通の青春映画じゃない、若者の何か新しさをイメージする。90年代がXジェネレーションなら、その次の何かのジェネレーション。
この映画も、東京を舞台にする事で、今までアメリカ映画では感じない何か新しさを感じる。東京という町も、インターネットや映画を通じて、アメリカという国に少し食い物にされている。日本のアンダーグラウンドな雰囲気も、結局は昔と変わらず「東洋の神秘」的。やっぱりDK役の男性が日本人俳優じゃないので、日本語の台詞は、日本人の私達には残念に聞こえる。逆に言えば、千葉真一の渋くカッコいい説得力のある声質とトーンの日本語が美しく聞こえる（台詞はどうであれ）。更に逆を言えば、主人公が”Gaijin"訛りで「ウワバキ」というのは、微笑ましくて嬉しくなる。
しかし、内容が完璧な普通の「スポ根青春ドラマ」になってしまっているのが残念。ラストのクライマックスも夜間なので、はっきりと車等が分からないのが残念だった。
ラストシーンが物凄くカッコよかっただけに、もうちょっと違うカッコいい映画が出来たんじゃないか？と思わずにはいられない。F&Fは、やっぱりヴィン・ディーゼルの映画だと思わずにはいられない...
（10/14/06:DVDにて観賞）
