Cast >> Wood Harris (Jimi Hendrix), Billy Zane (Michael Jeffrey), Dorian Harewood (Al Hendrix), Vivica A. Fox (Faye Pridgeon), Christian Potenza (Chas Chandler), Michie Mee (Devon Wilson), Kristen Holden-Ried (Noel Redding), Christopher Ralph (Mitch Mitchell) ....
Director >> Leon Ichaso
Writer >> Rob Weiss, Butch Stein, Art Washington
総合ポイント >> 3.25/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 3 Direct >> 3 Music >> 4
Jimi Hendrix Experience
シアトルで生まれ育ったジェームス・ヘンドリックス(ウッド・ハリス)。父が持ってきたギターを始めて手にする。成長したジェームスは、米陸軍に所属し、ベーシストのビリー・コックスと仲良くなる。軍を除隊し、ミュージシャンとして生活を始める。NYのクラブで演奏していたジェームスは、キース・リチャーズの恋人だというリンダと、もう1人の男性チャス・チャンドラーにロンドンに来るように勧められて...
ジミヘンの愛称で日本でも親しまれているジミ・ヘンドリックス。ギターに火をつけて燃やしたりなどの逸話は知っていても、その幼少時代からの細かい生い立ちは、よほどのファンでない限りあんまり知っている人たちはいないのではないか?と思う。私もその1人だ。今回初めてシアトルで生まれ育った事を知った。そんな人には丁度いい映画だ。けれど、ジミへンともなる偉大なミュージシャンとなると、ファンにそれなりの深い思い入れがある為に「このジミヘンは、ジミヘンじゃない!」と思うファンは多いとも思う。真のジミヘンを感じる芸術的な演出が無かったように感じる。演技にしても、内容にしても、映像にしても...だ。ジミヘンという男は、ジミヘンの自伝をそのまま映像化しても、ジミヘンにはなりえないのかもしれないと感じた。
ジミヘンの経験を知る事が出来る映画だけれど、観客がジミヘンを経験する事が難しい映画ではあると思う。
(9/13/06:DVDにて観賞)