Jimi: All Is by My Side / 日本未公開 (2014)
Cast >> Andre Benjamin (Jimi Hendrix), Hayley Atwell (Kathy Etchingham), Burn Gorman (Michael Jeffrey), Imogen Poots (Linda Keith) ...
Director >> John Ridley
Writer >> John Ridley
Producer >> Danny Bramson, Anthony Burns, Jeff Culotta, Tristan Lynch, Sean McKittrick, Nigel Thomas
Genre >> Biography
Country >> UK
総合ポイント 3.75点/5点満点中
内容 >> 3 演技 >> 5 演出 >> 3 音楽 >> 4
All along the watchtower...And this is not our fate
1967年6月4日、ジミ・ヘンドリックス(アンドレ・ベンジャミン)は、ロンドンのサヴィル・シアターでの演奏を待っていた。それから遡る事1年前、ジミはニューヨークのハーレムでカーティス・ナイト・アンド・ザ・スクァイアーズと共にギターを演奏していた。たまたまそこに居たのが、ローリング・ストーンズのギターリストであるキース・リチャーズの恋人リンダ・キース(イモージェン・プーツ)であった。リンダは、ジミのギターの才能に気づき、自分たちのテーブルに招待した。リンダは知り合いのジ・アニマルズのチャス・チャンドラー(アンドリュー・バックリー)に紹介した。気に入ったチャンドラーは、ジミをロンドンに呼ぶが...
伝説的なギターリストのジミ・ヘンドリックスがロンドンで過ごした頃が描かれる自伝映画である。ジミ役には、ラップ・デュオ「アウトキャスト」のアンドレ3000事アンドレ・ベンジャミン。この上ないキャスティングである。今現在、ジミ・ヘンドリックスのカリスマ性、ファッション性、そしてシャイな性格をイメージ壊すことなく演じられるのはアンドレ・ベンジャミンただ1人であろう。それは間違いない。確かにジミと同じようにとは言えないまでも、元々ギター(但し右利き)を弾ける事も最高だ。しかし、権利などの関係でジミの音楽が使えず、しかも物語もロンドンの部分だけという条件がこの映画を非常に苦しめたと思わずにはいられない。確かにロンドンで出会った女性達はジミの音楽や生活に多大な影響を与えた事は確かであろう。でもそれだけで物語が進んでいくのが狭くて残念であった。また実際には無かったジミのDVというのが加えられているのが、残念で仕方ない。
もっと完璧な状態でアンドレ・ベンジャミンにジミ・ヘンドリックスを演じさせてあげたかった。なぜからアンドレのジミはそれに値する最高にカッコいいジミで、守ってあげたくなるシャイなジミだったから。
(1/14/15:DVDにて鑑賞)