Cast >> Tyler Perry (Madea, Brian, Joe), Blair Underwood (Carlos), Lynn Whitfield (Victoria), Boris Kodjoe (Frankie), Henry Simmons (Issac), Lisa Arrindell Anderson (Vanessa), Maya Angelou (May), Rochelle Aytes (Lisa), Jenifer Lewis (Milay Jenay Lori), Tangi Miller (Donna), Keke Palmer (Nikki), Cicely Tyson (Myrtle) ....
Director >> Tyler Perry
Writer >> Tyler Perry
Producer >> Reuben Cannon, Tyler Perry ...
総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 4
It Takes a Village to Raise a Child
久々に開かれるマディア(T・ペリー)のファミリーリユニオン(家族が集まってBBQ等をして親睦する会)。そのファミリーリユニオンに、また一つの家族が加わろうとしていた。マディアの姪のリサ(R・アイテス)が、近々アトランタで富豪として知られるカルロス(B・アンダーウッド)と結婚する予定だからだ。リサの母親ヴィクトリア(L・ホイットフィールド)がリサの結婚を強く望んでいた。そんな中、リサの姉のヴァネッサ(L・アンダーソン)は、未婚で2人の子供を育てていた。ヴィクトリアは、そのことが面白くなかった。ヴァネッサは、いつも乗車しているバスの運転手フランク(B・コドジョー)にデートに誘われる。始めは乗る気がしなかったが、次第にフランクの優しさに惹かれていく。そんな中、またトラブルを起こしたマディアは、判事に問題児のニッキー(K・パーマー)を里子として育てる事を命じられる。そんな中に開かれたマディアのファミリーリユニオンで....
「Diary of a Mad Black Woman」で見せたマディアおばさんの迫力と殺気。そのマディアの殺気ファンだった私には、今回は監督や主演、脚本、プロデュースとこの映画に忙しく携わったタイラー・ペリーの疲れか、いつになくマディアが大人しく見えた。スクリーンで思いっきりマディアには暴れて欲しかった。
舞台版とは、設定を変えたようで、舞台版は一般家庭だったのに対して、この映画版は大富豪が主な設定になっている。だからか、少しおとぎ話に思えてくるのが残念だ。それでも、物語の枠組みは、舞台と同じ...いや、マヤ・アンジェロウやシシリー・タイソンの存在でパワーアップされているので、十分に楽しめる。
家族が団結するのは当たり前に思えたが、今の時代はそれすら難しい時もある。アメリカのことわざ「It Takes a Village to Raise a Child(1人の子供を育てるには村ぐるみ)」。日本やアメリカで近代化されて失われた物が、マディアによって甦る。
(3/20/06:DVDにて観賞)