ここに訪れる人の関心が高いようなので...
ジェイミー・フォックスがテレビ映画「Redemption/クリップス」で演じたスタンリー・トゥッキー・ウィリアムスの死刑が正式に決定した。最後の最後まで、アーノルド・シュワルツェネッガー加州知事が恩赦拒否した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051213-00000021-jij-int
私が今住む所は、そのシュワルツェネッガー知事する所なので、毎時間ウィリアムスのニュースが流れていた。人々の関心は高く、人が集まる所でたまたまそのニュースを今日見ていたのだが、そのニュースが流れたとたんに、皆の目がテレビに向かうのを感じた。それは黒人だけでなく、白人のオバちゃんも、ヒスパニックのオバちゃんの目もテレビに釘付けだ。
最後には、ジェシー・ジャクソンまでもが死刑反対の応援に駆けつけた。BETでも、先週辺りからスタン・トゥッキー・ウィリアムスの特集を何回か再放送したりしていた。その中では、ウィリアムス本人の肉声を流したり、映画にも出てきたベクナル女史のコメントを放送していた。長年にも渡ってウィリアムスを支援してきたベクナル女史だけあって、ウィリアムスの死刑決定が下された裁判がいかに不公平だったかは、十分に理解出来るものだった。確かにもう一度納得できる裁判を行うべきだとは感じた。
しかし、その同じ放送で流れたウィリアムス本人の肉声を聞くと、映画の題名「Redemption(償い)」からは、かけ離れた印象を受けたし、映画自体も「罪」の償いは見えてこなかったように思えた。
Redemption: The Stan Tookie Williams Story / クリップス (2004)
人が人を死によって裁くとなると、到底ここでは語りきれないし、人それぞれの意見があるので、そういう事はしないが、だからこそ、様々な人々の関心が集まったのは確か。
ジェシー・ジャクソンとマーチしていた人々の人種も様々で、死刑反対理由も様々。ピケットサインも「ウィリアムスを救え」から、「州政府による殺しをやめろ」まで様々。
後1時間59分でウィリアムスの死刑が執行される。