同タイトルの映画が今度デンゼル・ワシントン主演で公開される予定なのは、前にお伝えした通りなんですが、それに影響されてたのか?BETでも同タイトルの番組が始まった。
物語じゃなくて、ドキュメンタリー。毎回1人ずつ有名なギャングを紹介する番組。第1回目は、映画のお陰で1番有名になったかもしれない「スタンリー・トゥッキー・ウィリアムス」。
最初は、ギャングを紹介なんて、どうよ?って思って見ていたんだけど、これがまた良く出来てますね。トゥッキーに関して言えば、ジェイミー・フォックスが主演で話題になったテレビ映画の存在がある。その映画とは、これまた全然違う志向でしたね。プロデュースに、ネルソン・ジョージの名前があった。この前に書いた「N-Word」のドキュメンタリーもそうだったけど、彼の作品らしく、多岐に渡る人々のインタビューが面白かった。トゥッキーのすぐ下のクリップスのメンバーやら、元奥さん、当時の警察、さらにはトゥッキーに暴力された人まで... だから色んな人の意見が聞けるので、色んな側面からトゥッキーを知る事が出来ましたね。さらには映画でも紹介されてなかったエピソードや出来事も沢山。トゥッキーがクリップスの下っ端で若いのにホームレス状態の子達の為に「クリップ・ハウス」なんていうのを作っていたのをご存知でしたか?自立させる為に自分達で掃除させたりしていたらしい。ま、そういう面もあれば、凄い残虐な事もしていたし、お金の為にすごい恥ずかしいテレビ番組であの筋肉をさらしていた事とか... 結局トゥッキーが牢獄に入れられる事となった事件時には、PCP中毒だったとか...
映画は牢獄に入った後に本を書いてノーベル賞にノミネートって事だったじゃないですか。こっちの方が、色んなトゥッキーを見せられたお陰で、色々考えちゃいました。映画よりよっぽどインパクトありましたわ。