やっと見れた。グラミー賞ですら、ちょっと飽きる私でも、このアワードだけは、飽きる所がない。リル・ジョンが受賞出来るのも、このアワード位だろうし... そのお陰で、日本来日がボツになったらしいけど、仕方ないと許してあげよう...
全体的に、レイ・チャールズのトリビュートって感じだった。
- デンゼル、トム・ハンクス化
デンゼル・ワシントン好きですよ。けれど、最近のデンゼルは、トム・ハンクス化している気がしてならない。トム・ハンクスが、良くやる「アワード物にわざと遅れて登場」術。嫌いなんですよ。本心とは(もし)違っていても、「俺ってビック」の田原俊彦的心理が見えた気がして。貰える時だけ、プレゼンターの時だけ登場するのって、好印象では決してない。カッコよく思えないのよね、その術。ダニー・グローバーみたいに、最初から最後まで居て、ラップでノリノリになってる珍しい姿見せてくれた方が、好印象。今回のデンゼルは、途中から来て、貰う時だけ、席に座ったのが、バレバレ。幾ら、受賞スピーチで若かぶっても、何か引いちゃう。
- 女性の賞だけカット?
していた気がしたのは、私だけ?たまたま、その賞を受賞したミッシー・エリオットとハリ・ベリーが出席しなかったからかもしれないけど...
- ラップ生誕25周年。
去年辺りが、ブルース音楽生誕100年。今年が、ラップ生誕25年だそう。私より、若いじゃん...(ちょっとショック)そのお祝いに、シュガーヒル・ギャングが「ラッパーズ・ディライト」を披露し、グランドマスター・フラッシュの「The Message」(メリー・メルの筋肉に驚き)、スリック・リックがソロで登場したと思えば、途中からダグ・E・フレッシュ(ダグ・E・ダグだと俳優ね)のビートボックスが炸裂、唯一女性で登場したMCライト姉さん(登場の仕方が女性ラッパーが登場した背景と重なりカッコいい)が、1曲だけ披露、パブリック・エナミーがトリで登場。最後は、みんなで「Fight The Power」を熱ラップ(熱唱じゃないものね)。
これには、さすがにみんなノリノリ(死語)。上でも書いたように、ダニー・グローバーも「The Message」を口づさんでノリノリ(だから死語)だったし、マーロン・ウェイアンズは、70年代のラップの時には、あの懐かしの腕組みポーズまでして、最後は椅子の上に立って喜んでいたし、 最前列に居たアウトキャストの2人も嬉しそうだった。このショーのお陰で、またアンドレ3000が、ラップしてくれるようになるといいのだけど... その位、喜んでいた。今のブルースに追いつくまで、後75年。この先、明るいと信じたいけど、大御所達の凄さを見た後に、最近のラップを聞くと、ちょっと考えちゃうかも。
- アイズレー・ブラザース
久々に(というか、25年ぶり)になる、ルドルフの復活が凄かった。久々とは思えないステージでした。
いつか、私がJay-Z並のお金を手に入れたら、絶対にしたい事リストの一番目が、アイズレー・ブラザースの映画を作る事!もう、キャスティングはほぼ決めてあるのだ。もちろん、音楽バイオ映画には欠かせないレオンをキャスティングするのだ。クリス・ジャスパー役で。アーニー役には、モス・デフです。マーヴィンには、アンソニー・アンダーソン。「ファイブ・ハーツビーツ」とか「テンプテーションズ」に負けない位に、面白い映画になると思うんだけどな... (でも監督は「ファイブ・ハーツビーツ」のロバート・タウンゼントにお願いするけど)ジミヘンは、映画でもジミヘンを演じるアウトキャストのアンドレ3000にスペシャル登場してもらうのだ。
彼等が老けない前に、お金持ちにならなければ... Rケリーの裁判が無ければ、お金出してくれたかも?