Cast >> Thomas Allen Harris (narrator), Deborah Willis, Jonathan Eubanks, Hank Willis Thomas ...
Director >> Thomas Allen Harris
Writer >> Thomas Allen Harris, Paul Carter Harrison, Don Perry, Deborah Willis (book "Reflections in Black: A History of Black Photographers 1840 to the Present")
Producer >> Ann Bennett, Thomas Allen Harris, Don Perry, Deborah Willis
Genre >> Documentary
Country >> USA
総合ポイント 4.5点／5点満点中
内容 >> 5 演技 >> N/A 演出 >> 5 音楽 >> 4
Lynched imagery
被写体としてのアメリカ黒人のイメージと、その歴史、そして黒人写真家の歴史を追ったデボラ・ウィリスと共にそのクロニクルを追うドキュメンタリー。
一枚の写真が歴史を物語る時がある。有名なものだと、逃亡の果てに背中に無数の鞭あとをつけたゴードンの写真であろう。その一方で、怠惰でくずに描かれた写真もある被写体となった黒人の姿もある。教科書で見る黒人の姿が苦痛で嫌いだったと語る人も多い。監督もその一人だった。しかし家族のアルバムで見た自分の祖父や先代の写真は威厳に満ちていて好きだった。そんな時に出会ったデボラ・ウィルスの本にて黒人写真家の歴史にも興味を持った。アメリカの黒人はどのように写真を使い、そして使われたのか？映画同様に写真も黒人搾取のために使われた。そしてハーレムルネッサンス時代のジェームス・ヴァン・ダー・ジーの登場やゴードン・パークスという写真家の登場なども語られていく。
残された写真はどんなものであれ、それぞれが歴史を語っている。時には悲痛な叫びを強い眼差しで訴え、そして時には人生最高の日を美しく残して子孫の目と心に焼き付ける。それが写真の運命なのだ。
(4/8/15：TV放映を録画にて鑑賞)
