Cast >> Paul Robeson (Cpl. Jericho Jackson), Henry Wilcoxon (Capt. Mack), Wallace Ford (Mike Clancy), Kouka (Gara) ...
Director >> Thornton Freeland
Writer >> Walter Futter (story), George Barraud ...
Producer >> Walter Futter
Genre >> Drama
Country >> UK
総合ポイント 3.75点/5点満点中
内容 >> 3 演技 >> 4 演出 >> 3 音楽 >> 5
I don't want to die for my country, I want to live for it."
船で戦争に向かっていた兵士達。その中には怯える者も居て、そんな二等兵をジェリコ・ジャクソン伍長(ポール・ロブスン)は励まし、勇気を与えるのだった。ジェリコは、マック大尉(ヘンリー・ウィルコクソン)からとても信頼されていた。そしてそんな時に潜水艦からの奇襲を受けて、1つの扉が開かなくなり、何人かの兵士達が閉じ込められてしまった。何とか助けようとするジェリコだったが、軍曹から戻れと命令を受けたが、それを無視し、しかも軍曹を投げ飛ばしてしまった。ジェリコは他の軍人を助ける事が出来たが、軍曹が死んだ事で軍法会議に掛けられ、軍の刑務所に入れられた。クリスマスの日、マック大尉からの好意でみんなと一緒に歌う事が許されたが、みんなの気が緩んだ時に脱走し成功。そのままエジプトの方まで逃げた。しかし、マック大尉はジェリコを逃がした罪を被らされてしまう...
ポール・ロブスンのイギリス在住時代のイギリスの作品。軍で国のために働くという事、そしてアドベンチャー仕立てであり、コメディでもあり、更にはロブスンの歌まで楽しめるという娯楽映画だ。悪い人なのか、良い人なのか...そんな際どい役柄は実はロブスンの得意分野だ。オスカー・ミショーの作品でデビューしたロブスンは、その「Body & Soul」という作品でも、一人二役でいい人と悪い人を演じていたのだから。しかし途中からはロブスンがリーダーへと変身していくのが面白い。とてもナチュラル。あの堂々とした風格はリーダーそのものだ。とは言え、物語はやや安いアドベンチャー映画である。
ロブスンの娯楽映画。歌あり、銃撃戦あり、アドベンチャーあり、メロドラマあり、この人に苦手な物は一つもないのだ!
(7/21/14:DVDにて鑑賞)