Homie Spumoni / 僕のアイデンティティーは一大事?! (2006)
Cast >> Donald Faison (Renato / Leroy), Jamie-Lynn Sigler (Alli Butterman), Whoopi Goldberg (Thelma), Paul Mooney (George), Lina Giornofelice (Maria), Alvaro D'Antonio (Enzo), Tony Rock (Dana), Joey Fatone (Buddy), Kira Clavell (Nipp Su) ...
Director >> Mike Cerrone
Writer >> Mike Cerrone, Steve Cerrone, Glenn Ciano
Producer >> Julio Caro, Gregg Nourjian
Genre >> Comedy
Country >> USA
総合ポイント 3点/5点満点中
内容 >> 2 演技 >> 4 演出 >> 3 音楽 >> 3
"The only way you can blow it... is by not trying"
イタリアの町の川のほとりで女3人で話していると、籠が流れてきた。その中に入っていたのは、なんと赤ちゃんだった。3人のうちの1人、マリアは子供に恵まれなかったので、そのまま持ち帰ってしまった。褐色の赤ちゃんを怪しまれずに育てる為、マリアと夫のエンゾーはアメリカに渡った。赤ちゃんはリナート(ドナルド・フェイゾン)と名づけられ、エンゾーのお店デリで働いていた。リナートには歌の才能があったが、それを生かす度胸はもっていなかった。リナートはある日アリというユダヤ系の女の子と出会い恋に落ちた。しかしアリの母親はそれを許さなかった。そして、ある日家に帰ると黒人夫婦(ウーピー・ゴールドバーグ&ポール・ムーニー)が居たのだった...
最近はあんまり無くなってしまった人種アイデンティティ喪失映画。なんとなく80年代的雰囲気のある作品。主人公がイタリア人に囲まれていて、黒人ぽくないという状況はよく分かる。しかし本人が全く黒人を意識していないというのは、余りにもリアリティが無さ過ぎた。いくらロードアイランドに住んでいたとしても、さすがに少しは関わるであろう。バスケットも誰でもやるし、キャットフィッシュ位、絶対に分かる。黒人のアイデンティティを得るために、ダシキを着たり、槍持ったりは、さすがに酷いし、面白くもない。でも良かったのは、やっぱりウーピー・ゴールドバーグである。彼女が登場すると、面白くなるし、ドラマが鮮やかになる。台詞も中々良かった。
まあ最初の「アメリカなら皮膚の色でジャッジされる事はない!」という台詞が一番の皮肉。そして、ウーピー・ゴールドバーグはやっぱりコメディアンヌだったんだ!と思い出させてくれる。
(10/15/13:DVDにて鑑賞)