LUV / 日本未公開 (2012)
Cast >> Michael Rainey Jr. (Woody), Common (Vincent), Dennis Haysbert (Mr. Fish), Danny Glover (Arthur), Charles S. Dutton (Cofield), Meagan Good (Beverly) ...
Director >> Sheldon Candis
Writer >> Sheldon Candis
Producer >> Jason Michael Berman, Gordon Bijelonic, Derek Dudle, W. Michael Jenson, Joel Newton, Datari Turner
Genre >> Drama
総合ポイント 3.5点/5点満点中
内容 >> 3 演技 >> 4 演出 >> 4 音楽 >> 3
"I take care of you"
11歳のウッディ(マイケル・レイニー・ジュニア)は、居なくなった母を捜し求めていた。ボルチモアで祖母(ロネッテ・マッキー)と、叔父のヴィンセント(コモン)と共に暮らしていた。ヴィンセントがウッディを学校に送って行った。しかし、女の子に対してシャイな振舞いをしたウッディに対して、ヴィンセントは怒り「男になるって事を教えてやる」と、学校をサボり、ヴィンセントの危険な1日に付き合う事になるのだった...
ラッパーでもあるコモンが出演したインディドラマ。所謂、少年が大人になる過程を描いた作品。コモンが演じた叔父は、とある理由で8年間監獄暮らしをし、出所したばかり。レストラン経営を夢見ていた。父親の不在により、ウッディにとっては叔父のヴィンセントが一番近くにいる大人の男。しかも母親もいない。ウッディの祖父が居ないようなので、ヴィンセントにとっても父親が不在だった事が分かる。ウッディの気持ちを察するかのようにヴィンセントは父親のようにウッディを可愛がる。自分のミニ・ミーのように、スーツを仕立てる。しかしヴィンセントも父親が居なかったので、父親代わりになる事に不器用だったりする。平気でウッディを危険に晒してしまう。しかし、ウッデイは必死に大人になろうともがく。しかし映画は、そんなウッディの成長と叔父との関係を軸に描きたかったのか、それとも都会の黒人少年の現状を描きたかったのか、ハッキリしていなかった。暴力だけが目立ち、ラストはスッキリしない。
ヴィンセントが教えた事を上手く飲み込んだウッディ。そしてヴィンセントよりも上手くやってみせたウッディ。だけど、あのラストがウッディにとって良かった事なのか、涙するウッディを見て、疑問を感じてしまうのだ。
(4/28/13:DVDにて鑑賞)