この映画を見ていたら、子供に「何?ハンガー・ゲーム見てるの?」って驚かれた。そしてなぜかハイ・ファイブされた。「なんでハンガー・ゲームって分ったの?」と聞いたら「みんな知ってるから」と言われた。うちの子、この映画見に行ってないと思ったんだけど…という程に、うちの子供13歳の年頃では「みんな知っている」ほど人気なんですね。DVDが発売するって時も、凄かったねー。
という私は、30オーバーな為「どうせ…」とバカにしていた節はあります。所がさー、結構面白いじゃんねー。主人公のカットニスが、ヒーロー過ぎで良い子ちゃん過ぎるのは、ちょっと鼻につくけど、でも面白いじゃんねー。そして恐いよね。かなり恐い。自分だったら…ってちょっと考えるよね。でも恐いのは、そこじゃない。理想と言われた民主主義国家は、今やみんな格差社会。一部の富裕層が全てを握っている。汗かきながら仕事する力仕事の人はそこそこの給料で、何かあると責任を取るエグゼクティブの人たちの方が給料がいい。責任取るならいいよ。でも取らないよね。この前倒産するので話題になったお菓子会社のホステス社のエグゼクティブはボーナス出るらしいじゃん。最低だよ。そのボーナスが出たエグゼクティブが有能なら、今頃私はホステスの大好きなトゥインキーを頬張りながら書いてたよ!!つーか、核戦争後にもトゥインキーだけは残り食べられるお菓子なんじゃなかったけ??(もちろん都市伝説)核戦争になったらどうするのよ!!結局、そんな人ばかりなんだよね。っていうのを、この映画でも見せつけられたんだよね。そしてリアリティ番組の末を見ているみたいだった。それに操られる主人公達は人を殺しあったり、恋したり。そこで活躍するキム・カーダシアンなんて、そのものじゃないですか!番組の為に結婚したりさ。おー、恐っ!しかも操ってる人たちがいい加減でしょっちゅうルール変更するから、これまた恐いんだよねー。政治家もそんな感じ。
一番恐かったのが、冒頭で「第74回」って聞いた時。こんなの74回もやってたのー!と、どんよりする。
「The Expendables 2 / エクスペンダブルズ2 (2012)」のさわやか君リアム・ヘムズワースが、感じ違うね。同一人物だと気づかなかった… 切ない役だよね。レニー・クラビッツ事レニクラは、「Precious: Based on the Novel Push by Sapphire / プレシャス (2009)」でもそうだったけど、主人公の女の子を優しく支えるお兄さん的キャラがぴったりね。あのお兄さんに私も優しく声を掛けてもらいたいですわ。まさか、レニクラがお兄さんキャラだとはね!!ひろみちお兄さんの次にはレニクラお兄さんの時代がきそうです!語呂も一緒。やったね!!
(4.25/5点満点中:11/30/12:DVDにて鑑賞)