Cast >> Bunny Wailer, Viv Richards, Clive Lloyd ...
Director >> Stevan Riley
Writer >> Stevan Riley
Producer >> John Battsek, Charles Steel
Genre >> Documentary
Country >> UK
総合ポイント >> 4.5/5点満点
Contents >> 5 Performance >> N/A Direct >> 4 Music >> 5
Hope in Babylon
カリビアンの国の混合クリケットチーム。彼等の歴史と社会へのインパクトを追っていく。
主にイギリスに支配されていた西インド諸島。その小さな島々は、やはりイギリスからの影響を色濃く残っている。彼等はクリケットをビーチでするようになる。イギリスから独立し開放された後も、その習慣は残った。彼等は自分達の存在を証明する為に、クリケットにのめり込んでいく。また、それは彼等のステイタスでもあった。最初はイギリスにもオーストラリアにも勝てなかった。黒人チームながら、白人のキャプテンの下で支配されていた西インド諸島チーム。彼等はジャマイカのイギリスからの独立と時期を同じにして、初めて黒人のキャプテンを迎えた。そして、クライブ・ロイドが1966年に登場し、1974年にキャプテンになる。そこから彼等の歴史は少しづつ変わっていく。負けと恥を知った彼等は、強くなっていく。争って負けたチームから少しづつ彼等は学んでいくのだった。そしてヴィヴ・リチャーズというスター選手が登場する。リチャーズはインタビューにも答えていて、彼の言葉がいつも心を打った。
クリケットが及ぼした西インド諸島への影響。彼等は支配されていた者達へ、勝利という形で証明していく。それは彼等にとって自信と誇りとなった。それらを見て応援していた一般市民、そしてイギリスに渡った移民達にとっても、クリケットチームは彼等の希望であった。そんな希望を背負った彼等は勝利したのだ。
(2/6/12:DVDにて鑑賞)