グラミー賞 2012
歌姫ホイットニー・ヒューストンの悲報から24時間も経たないうちに開催されたのが、今年のグラミー賞。てっきりホイットニー追悼ムードで一杯になるかと思いきや、最初に番組のプロデューサーが言っていた通りに、若干の変更だけで行われた。
ホイットニーへのトリビュートで歌ったのが先日書いた通り、ホイットニーを尊敬してやまないジェニファー・ハドソン。こういう賞もののショーでは必ずある去年から1年間で他界したアーティストの追悼映像で、最後にホイットニーが登場。彼女が歌う映像に続けて、ジェニファーが登場。「オールウェイズ・ラブ・ユー」を披露。素晴らしい歌声でした。思っていた通りで美しかった。ジェニファーが痩せたからとは思わないですが、色々と悲劇を乗り越えてずいぶんと綺麗になったと思いました。
司会はLLクールJ。グラミーは7年ほど司会者を使わずに行っていたので、久々の司会者として抜擢。そのLLはオープニングでホイットニーの為にコメントし、お祈りをした。素敵なコメントでした。その時は、今年の司会者はLLでよかったと本当に思わせてくれた。ホイットニーの追悼はそれ位でした。ブルーノ・マーズとアリシア・キーズとリアーナとスティービー・ワンダーがそれぞれ演奏中や演奏前やイントロダクションの時にコメントしただけですね。スティービーはハーモニカで即興演奏。さすが。でもグラミー全体では少なめでちょっと残念。
楽しみにしていたクリス・ブラウンのパフォーマンスは凄かった。多分、今までで一番のアスレチックな歌手だと思う。それ見ているだけで楽しい。でも2曲目が口パクだったのが残念。まああんなに動くから仕方ないのもあるけど... 残念。今回は凄かったけど、ベストじゃない。
ブルーノ・マーズは相手が悪かったですね。今年のアデルは凄かったもの。今度はアデルとずらしてアルバム作ってください!JBの踊りを取り入れたのは可愛い。主要部門にノミネートされた中では一番リラックスした人でしたね。
リアーナとコールドプレイのパフォーマンスも中々。ブラット・ピットにクリス・マーティンとグウィネス・パルトロウは勝ち組。完全なるね。ビリー・ボブ・ソーントンからのブラット・ピットのアンジェリーナ・ジョリーよりも、グウィネスの方が勝ち組。しかもジェイZとビヨンセと親友ぶりをアピールしたりしちゃってね。今年だって歌手じゃないのに、グラミー賞に出ちゃってるし。嫌いになりたい要素沢山!何年か前にはシー・ローとも歌ってましたよね。まあでも別に嫌いじゃないけど。
ニッキー・ミナージのパフォーマンスは面白かった。映画とかも見ごたえあった。出てきた時にはマーロン・ウェイアンズの高校の後輩で「Fame / フェーム (1980)」の舞台の芸術高校出という事もあって注目していたけれど、前に出演してパフォーマンスを行ったBETのアワードで思いっきり口パクだったので幻滅した。BETとイメージアワードでは絶対に口パクは厳禁。観客が見る目があるのでうるさいですからねー。でも今回は初めて口パクじゃなかったですねー。
一番最後の新旧ギター対決みたいのは、私的にはBBキングとチャック・ベリーとプリンスとレニクラとスラッシュだったらヤバかったですねー。多分ロック好きにはたまらない人選なんだろうけど、私的には口ぽかーんでしたね。人の好みってどうにもならないですね。
そして「Beats Rhymes & Life: The Travels of a Tribe Called Quest / 日本未公開 (2011)」が「ベスト長編ミュージックビデオ」部門にノミネートされていましたが、残念ながら受賞ならず。っていうか、ミュージックビデオじゃなくて、ドキュメンタリーなのに...
何か今回はジェニファーのトリビュートとアデルとdeadmau5のパフォーマンス以外は、あんまりパッとしなかったような... ファッション的にもイマイチ。何が一番むかつくって、うちのシー・ローたんが受賞したのに、受賞シーンがないのがムカつく!!ゴールデン時間に流してよー!ホイットニーの本格的なトリビュートは今度のイメージアワードか、BETまで我慢かなー。