Cast >> Bill Withers, Jim James, Angelique Kidjo, Tavis Smiley, Cornel West ...
Director >> Damani Baker, Alex Vlack
Producer >> Damani Baker, Alex Vlack, Jon Fine
Genre >> Documentary
Country >> USA
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> N/A Direct >> 4 Music >> 5
Still Bill, and Forever Bill
1971年に「Ain't No Sunshine」を大ヒットさせたビル・ウィザース。それから数々の名曲を生み出し、グラミー賞をも獲得。しかし1985年を最後にアルバムの発表をやめてしまう...
ビル・ウィザースという名前を聞いただけで、数々の名曲が頭を駆け巡る。しかし一番忘れがたいのが、ドキュメンタリー映画「ソウル・パワー」での1コマ。モハメド・アリの世紀の一戦の前に行われたザイールでのコンサートのドキュメンタリー。モハメド・アリやジェームス・ブラウンというとっても濃いキャラクター達と食事をするビル。彼らの話を聞きながら黙々と食べる。人々の興奮が嫌でも伝わる中、ビル・ウィザースだけは落ち着いているように見えた。まさに「クール」という言葉が良く似合うシンガーだった。このドキュメンタリーでもなぜに彼が「クール」であるかがよく分かるドキュメンタリーである。まさに地に足がついたミュージシャン。言いたい事は言う。そんなビルが、この映画のボーナス映像で語っていた言葉が忘れられない。「俺達世代は『変革』の世代なんだ」。
そう、ビル・ウィザースは変革の男であった。家族の事を考え、アルバムを発表しなくなっても、彼は地に足がしっかりとついている。音楽を辞めた訳じゃないんだ。彼は音楽業界の何かを変えたのだ。今の彼の素敵な暮らしぶりを見るだけで、その変革が見えてくるのです。
(2/17/11:DVDにて鑑賞)