モーガン・フリーマン(73歳)も出演している、ベテラン揃いのアクション映画!ベテランというか... 加齢臭が漂ってきそうな初老と言ってもいい位の人々が活躍するアクション映画。多分平均年齢は70歳後半じゃないの??というのも、この前のスクリーン・アクターズ協会の功労賞を取ったばかりのアーネスト・ボーグナインが94歳!でこの映画出演者の平均年齢を上げている。現役。さすがにアクションは見せていないが、昔からいるCIAのファイル係で登場する。94歳で、ああやってちゃんと台詞を覚えたり、何しろカメラの前にちゃんと立てるって凄いよ。それ以外にも、ヘレン・ミレン(65歳)、ジョン・マルコヴィッチ(57歳)、ブライアン・コックス(64歳)、リチャード・ドレイファス(63歳)である。主役であるブルース・ウィリスだってもう55歳。所謂、働き盛りの30代・40代が居ない!でも若きCIAエージェント役でカール・アーバンが出演していて、彼だけ38歳。と、かなり平均年齢は高いように思える。実際に上の8人で計算したら63.6歳。平均年齢63歳によるスーパーアクション映画。これがちゃんとしたアクションを見せてくれているのが面白い。同じグラフィックノベル「The Losers / ルーザーズ (2010)」のおじいちゃん・おばあちゃんバージョンって感じかな。あちらは世界各地に飛んでいたけど、こちらは全米各地に飛んでる。マンガみたいなアクションを頑張ってるんですよ。でも、わざと若ぶって...とかそんな感じではなく、無理してない。燻し銀なカッコ良さで見せてくれてます。演技でカバーしている所は沢山あるけれど、彼らはそうやってカバー出来る演技力の持ち主だからね。凄いんですよ。ジョン・マルコヴィッチは期待通りの変態だし、ヘレン・ミレンも気品漂う元エージェント。私が一番心惹かれたのが、ブライアン・コックス!素敵ー。出てきた瞬間からいい雰囲気が漂ってます。彼だけ元エージェントじゃなくて、ロシアの人。
これだけのビックネームが出てますが、優れた作品ではないです。でも確実に楽しめる作品ですね。完全なる娯楽作品。アメリカはおじいちゃん・おばあちゃん連中もスーパーやね。勝てないわ。
(4.25点/5点満点中:DVDにて鑑賞)