Cast >> Kevin 'Kimbo Slice' Ferguson (Reg), Vinnie Jones (Vargas), Tony Schiena (Dalton Hunt), Dean Cain (Wyatt), Ling Bai (Victoria Rualan), Heath Herring (Colin 'the brick' Wahle) ...
Director >> Daniel Zirilli
Writer >> Bobby Mort, Daniel Zirilli, Sean Patrick O'Reilly
Producer >> Deboragh Gabler, Michael Z. Gordon, Sean Patrick O'Reilly
Genre >> Action
総合ポイント >> 3.25/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 3 Direct >> 3 Music >> 4
Recycle of Pain
ウォール(ヒース・ヒーリング)は20戦無敗で、総合格闘RECのチャンピオンに君臨していた。RECは亡くなった全オーナーの父からヴィクトリア(バイ・リン)が引き継ぎ、好き放題していた。ウォールの20戦全勝は、ヴィクトリアの父の時代のRECに所属していたダルトン・ハント(トニー・スキエーナ)の21連勝に続くものだった。しかしダルトンは突然引退し、格闘技も訓練もしておらず、田舎で苦しい生活をしていたのだった。ヴィクトリアはあらゆる手を使って、ダルトンを再びリングに立たせ、会社の利益の為にウォールと対戦させようとしていた...
在り来たりな格闘映画ゆえ、何となく普通に見れてしまう。それがこの映画の罠だ。考えてみれば、実にチープ。格闘技を楽しむのは男性ばかりと、安っぽいラブシーンが突然後半に非常に増えてくる。セクシーでもないポルノ女優のような下品な女性がやたらと裸体が露出。だんだんムカついてくる。そしてもっとダメなのは、その物語だ。負け犬が機械に頼らない昔ながらの方法で訓練して強くなる。戦いにそれなりの理由があったりする。「ロッキー」そのものである。ロッキーには時代や色んな物を背負ったそれなりの魅力があったが、この主人公は男前だがそれがない。意味のないものをずっと見せられている気がした。結果も分かりやすくて簡単すぎる。
魅力の無いエクスプロイテーション映画。昔のいい映画を悪い形でリサイクルしているのだ。だったら昔のいい映画をまた見た方が良いに決まってるではないか。
(7/10/10:DVDにて鑑賞)