Cast >> Jamie Foxx (Nathaniel Ayers), Robert Downey Jr (Steve Lopez), Nelsan Ellis (David), Catherine Keener (Mary Weston), Lisa Gay Hamilton (Jennifer) ...
Director >> Joe Wright
Writer >> Steve Lopez (articles), Susannah Grant
Producer >> Gary Foster, Russ Krasnoff
Genre >> Drama
Country >> USA
総合ポイント >> 4/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 5 Direct >> 3 Music >> 4
Strings, never stop playing
スティーブ・ロペス(ロバート・ダウニー・ジュニア)はロサンジェルスタイムスの記者だった。スティーブがパーシングスクエアでボーっとしていると、バイオリンを弾くホームレスの男が居た。その音色に夢中になり、二人は会話を始めると、その演奏者はナサニエル・エアーズ(ジェイミー・フォックス)と名乗った。そして名門ジュリアードに通っていたと聞き、記事になると思い調査を始めるが...
ロバート・ダウニー・ジュニアとジェイミー・フォックスという同じ世代の実力派俳優が共演した作品。その2人が見せる不思議な友情関係。1人は自分の為に友情を搾取しているのではないかと責められ、1人は音楽の才能がありながらも病気に苦しんでいた。ジェイミー・フォックスは統合失調症を患った主人公の天使と悪魔の顔を使い分け、ダウニーは不思議な友情関係に悩む男を上手く演じていた。2人のスクリーンに映し出される雰囲気も絶妙だ。しかし監督の演出が懲りすぎで、音楽の素晴らしさやロサンジェルスのドヤ街の雰囲気とかが上手く出ていなかった。監督のエゴが映像に見え隠れしていた。統合失調症は難しい病気であるけれど、何となく核心に迫っていないようにも感じた。だからこそ、主人公2人の友情に固執するべきだった。
ジェイミー・フォックスとロバート・ダウニー・ジュニアの2人が奏でる絶妙な音色。美しくその弦は弾かれていく。
(8/11/09:DVDにて鑑賞)