いやー、最初から最後まで笑いぱなしでした。ウェイアンズらしいですね。さて問題です。そのウェイアンズ、この映画には一体何人のウェイアンズが登場したでしょうか?答えは...10人です。いちよう隠してみたけれど、リーダーで読んでいる人は丸見えでしょう。リーダーで読んでいる人への意地悪です...なんて嘘よ、たまたまよ。多分、今までで最高のウェイアンズ数を誇る映画となりました。出てないけど、ダミアン・ウェイアンズが監督なので11人のウェイアンズが関わっております。凄いねー。ちなみに、ウェイアンズを間違い過ぎている人が多くて、ファンの私はイラっとしてしまいます。この前もアメリカのサイトでキーネンなのにショーンって書かれてたし。キムの性別間違えている人とかも居たし... ここで優しくおさらいしてあげるよ。
所謂ファースト世代のウェイアンズ兄弟と言われるけれど、キム姉もファーストで立派に活躍しているので正解にはウェイアンズ家族と呼んでもらいたい所。
- キーネン(ウェイアンズの2番目。芸能界で活躍している中では1番上。でも長男が亡くなったので実質1番目)
- デーモン(ウェイアンズの4番目。デイモンと表記される事が最近は多い。しかも息子ジュニアが出てきたのでシニアと呼ばれる事も。私のアイドル)
- キム(5番目。妹では唯一芸能界に進んだ。最近結婚)
- ショーン(下から2番目。マーロンとは仲が良い。一番の男前。アイデアマン)
- マーロン(末っ子。みんなの玩具だけど、芸術高校に通ったりと、作品の豊富さからも演技には一番定評がある)
セカンドジェネレーション(本人達もそう呼んでます。息子や従兄弟・従姉妹世代です)
- ダミアン(セカンドジェネレーションの頭。ウィキではNadiaの息子になっていますが、本当はElviraの息子です)
- デーモン・ジュニア(デーモンの長男。アニメや武道の勉強に日本にも留学経験があるらしい)
- マイケル(デーモンの次男。ブランクマンではデーモンの小さい頃を演じてました。兄のジュニアほど真剣ではありませんが芸能界にも進出中)
- シャンテ(ダミアンの妹。よってElviraの娘。アメリカでコメディアンヌとして活躍し、デーモンのオープニングアクトもやってます。レズビアンである事を公表してます)
- カラ・ミア(デーモンの長女。兄のマイケルと同じ位ウェイアンズ家の映画等に出演してます)
- カイラ(デーモンの末娘。あんまり映画にもテレビにも出ませんが、デーモン曰くスタンダップの才能があるらしい)
- クレイグ(クレイグだけが未だに誰の子供が分からず。今まで脚本とかの裏方が多かったけれど、今回の映画では沢山出てます。ショーンに続く男前)
- グレゴリー・ウェイアンズ・ベンソン・ジュニア(今回初めて登場。ウェイアンズ家姉妹の誰かの子供。でもはっきりウェイアンズ顔)
あと映画には出ないけれど、
ドゥエイン(作曲家。ちなみにファースト世代の長男の名前もドゥエインなので、たぶんそのドゥエインの息子。シニアの方はIn Living Colorに数回出た経験あり)
この位は覚えて欲しいよねー。せめてファースト世代だけでも顔と名前位は... でもウェイアンズ家のDNAは濃いのか、割りとみんな分かりやすいので映画で見つけるのも楽しみの一つ。でもキーネンの所の子供だけ、あんまりみんなウェイアンズ顔じゃないんですよね。まだ小さいのでこれからですけどね。
ちなみにケイシー・リーというウェイアンズ家の映画に良く出ている人も今回出てましたわー。もちろんデビット・アラン・グリアやロシェリン・ムンロなども出ていて、ウェイアンズ映画ファンにはたまりませんねー。ってそんなに人口居ないだろうけど。
という訳で本題。
今回はダンス映画のパロディという事で、どんな風にダンス映画がウェイアンズ風に料理されるのかなーと思っていました。でもダミアンが監督なのでどんな感じなんだろう?とも思いました。ウェイアンズらしい?ストレートな下ネタもあり、最後には割りと意外な確信を付いていたりと、ウェイアンズ色が濃い目でした。そりゃ11人もウェイアンズが関わればね、当たり前よね。私、キーネン兄貴が「In Living Color」でやっていたアーセニオ・ホールやリック・ジェームスのモノマネが好きなんですが、今回はSteve Harvey (スティーブ・ハーヴィ)氏のモノマネをしてました。最近、スティーブ・ハーヴィはスーツブランドを持っていて、その事にも触れたりと最高!キーネンイズム満開。スティーブ・ハーヴィという事は「You Got Served / ユー・ガット・サーブド (2004)」が料理されちゃった訳ですな。でも本軸は「Save the Last Dance」です。あの映画嫌いだったので、スッキリ!というか、あの映画の嫌な部分をこの映画では見事に解決してくれている訳です。白人の女の子が黒人の輪に入っていく過程で、困難がある訳ですが、それは両者にあって当然。でも「Save the Last Dance」はそれが片一方からしか語られていない気がしたんです。この映画ではそれを見事に笑いと共に解決してくれてますわ。「White Chicks / 最凶女装計画 (2004)」を上手く引きずりましたね。私の大好きな「Fame / フェーム (1980)」の料理の仕方も最高!ただ笑うしかなかった。
私のアイドルデーモン爺さんの息子のデーモン・ジュニア君。お父さんに負けない位に魅力的!どっかのサイトでマイケル・ジャクソンを演じるなら?に選出もされてました。そして今回動くクレイグをちゃんと確認できたのも嬉しい。やっぱり前々から私が言っていた通り、ウェイアンズ家の男前部門を継ぐ人物だわ。ラストでパブリック・エナミーのTシャツを着ていたのも気になります。ちなみにマーロンが演じたMr. Moodyは、マーロンが通っていた「フェーム」の舞台にもなったニューヨークの芸術高校の実際の先生をモデルにしたそうです。ここの下の方に載っているジェームス・ムーディ先生。リンク先のインフォによるとエイドリアン・ブロディを育てたなんて書いてますが、マーロンもじゃないかー!マーロンという事は同級だったOmar Epps (オマー・エプス)の育ての先生ですね。このシーンでキスされちゃう生徒が今回初登場ウェイアンズのグレゴリー君です。アドリブだったので、後でマーロンは嫌がられたそうですわ。キムキム姉さんの去り方とか最高!これもキム姉イズムですね。
という訳で、なんでデーモンだけがいつも出ないのか不思議に思う方も居ると思う。もしかして不仲?とか思うかもしれないけれど、息子のデーモン・ジュニアが主役ですし、マイケルもカラミアも出てるのでそれだけは絶対にないです。ちゃんとプレミアにも出席してますしね。自分の作品にもキムとかクレイグとかダミアンとかも使ってますし。多分、デーモンは私と同じ乙女座さんなので、少し気難しい所や頑固な所があって、出るタイミングも逃して作品に関しては一線を引いてるだけだと思います。
はい、ウェイアンズの事になると長くなりますね。研究量が半端ないので、一冊の本にまとめられる位ですよ。もし日本で配給もしくはDVD化されるなら、ウェイアンズの事ならお話お待ちしております。ここまで今回、ウェイアンズの事に絞ったのは、ウェイアンズファンの為の映画だからです。ウェイアンズ映画が好きな方には、楽しめると思います。それ以外の方も...楽しめると思います。ウェイアンズには全く詳しくないだろう斜め後ろのジョナス・ブラザーズみたいな男の子3人も最初から最後までゲラゲラ笑ってましたから。
感想はこちらですが、まだ書いてません。本日中には仕上げたいと思っております。
(でも点数は4.25点/5点満点中:劇場にて鑑賞)