Cast >> Andre Braugher (Father Joseph Verrett), Rip Torn (Father Robert Grant), Sean Squire (Travis Porter), Ruby Dee (Mommit Porter), Bill Nunn (Howard Porter), Khalil Kain (Heatwave Hundley) ...
Director >> Steve James
Writer >> Harold Sylvester
Producer >> Quincy Jones, Magic Johnson, Harold Sylvester
総合ポイント >> 4.5/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 4 Music >> 4
Glory is waiting out there to be passed on to you...
1965年、人種分離されていたルイジアナ州ニューオリンズにある黒人男性が通うセント・オーガスティン高校のバスケットボールチームは無敗だった。しかし州アスリート連盟からは黒人の高校という事で除外され、白人の通う高校とは試合させてもらえなかった。チームのスター選手のトラビス(ショーン・スウィア)はそれをいつも不満に感じていた。そんな中、ボルチモアから新しい歴史の先生べレット(アンドレ・ブラウアー)がやってきた。
この題材となった高校は実在します。その高校の状況と公民権運動時代というのが交差している面白い作品です。そしてバスケットボール好きにはたまらない作品。「Hoop Dreams / フープ・ドリームス (1994)」というバスケットボールのドキュメンタリー最高品を製作したスティーブ・ジェームスによる作品。この高校の選手達は、バスケットボールという試合だけでなく、外でも戦っていた。この映画の面白い所は、この高校がカトリック学校なので、先生がみな神父。その神父達が高校生に道徳を説くも、人種差別が公然と行われている中とクリスチャンの道徳という中で、葛藤する。また主役のトラビスとリッキーという2人の関係も面白かった。リッキーという人は後で正体が明らかになります。身なりの割りにはまともな事を言う人なんですね。
この高校の卒業生には私達も良く知る名前が沢山ある。カール・ウェザースにエイブリー・ジョンソンにニューオリンズの元市長... 劇中「偉大なアスリートが残した栄光は、今君達に引き継がれるのを待っている」というのがあります。卒業生の名前を見る限り、本当にその栄光は引き継がれていった事が良く分かると思う。
(8/10/01:VHS、3/10/09:DVDにて鑑賞)