Cast >> Kathryn Taylor (Jeanette/"Reciprocity"), Chonte Harris (Helena/"Her Man"), Mylika Davis (Tamala/"Tonight") ...
Director >> Dennis Dortch
Writer >> Dennis Dortch
Producer >> Dennis Dortch, Layla Mashavu Sewell
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 4 Direct >> 5 Music >> 5
A Very Good Day to Be Japanese Flix Mania & Sexy
ロサンジェルスに住む若い人々の性についての5つのショートストーリー。
70年代風の女がいきなり喘ぐ姿からオープニングを迎える。ひょっとしたらちょっとオシャレなエロビデオなのかも?と思わせる。ただ単にエロイだけだったら嫌だなというのが頭に浮かぶ。しかし、そこから女と男がベットの上で繰り広げる会話と行動が目の前で行われているようで非常に面白い。我々はたまに映る一緒の部屋にいるけれど、違うベットで寝ているあの女性と同じ感覚だ。5つの話し共に、タイトルの「ブラック」じゃなくてもあり得る話しなので笑ってしまう部分もある。特に最後の「American Boyfriend」は、日本人でも外国人と結婚・恋愛を経験した人は分かる人が多いかもしれない。このストーリーのラストが非常にキュートで爽快。そして誰もが通る初体験の「Tonite」は前半・後半とあり他のストーリーよりも時間を割いていただけあって、人物構成が出来ている分、感情移入しやすい。彼女の気持ちが痛い程分かる。最後の方はドキュメンタリーを見ているようでドキドキしながらも納得。「Her Man」は不倫ストーリー。これには人種なんて関係ない。性もその状況に於いて、全然違うのが5つのストーリーから分かる。それでいて、黒人に対して性的なステレオタイプというのも5つそれぞれにわざと露骨に見せたり、逆に覆したりしていて上手い。
音楽にもショットにも台詞にも俳優にもこだわりが見える。でも良いインディらしくこじんまりとした見やすい映画。
こんなインディ待っていた。こんな映画を知るほどの映画マニアで良かった。なぜか自分も少しセクシーになったように思わせてくれる魅力的な作品。
(2/4/09:DVDにて鑑賞)