Cast >> Leleti Khumalo (Sarafina), Whoopi Goldberg (Mary Masembuko), Miriam Makeba (Angelina), John Kani (School Principal), Dumisani Dlamini (Crocodile), Mbongeni Ngema (Sabela) ...
Director >> Darrell Roodt
Writer >> Mbongeni Ngema
Producer >> Anant Singh, David M. Thompson
総合ポイント >> 4.75/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 4 Music >> 5
Do you reach for a gun?
サラフィナ(レレティ・クマロ)は南アフリカのソウェトで叔父夫婦の家で暮し、高校に通っていた。父は戦いで亡くなり、母(ミリアム・マケバ)は遠く離れた別の町で白人家庭のメイドとして、サラフィナの学校の本代を稼いでいた。サラフィナは、ネルソン・マンデラを尊敬し、学校もメアリー・マセンブコ(ウーピー・ゴールドバーグ)がユニークな授業をするので好きだった。しかし、学校が焼き討ちに遭ってから、少しずつ環境が変化していく...
人気となった舞台が映画化された作品だ。この舞台が始めて南アフリカで公演された1987年からこの映画が公開された1992年の間に南アフリカは劇的に変化している。この舞台が始めて公演された時、まだ南アフリカはこの映画そのものだった。まだネルソン・マンデラは監獄の中だったのである。ニューヨークのブロードウェイで上演され、主演のレレティ・クマロがトニー賞にノミネートされた時にも、マンデラは牢獄の中だった。しかしこの映画が公開された時には、マンデラは晴れて自由の身となっていた。
やはり子供達が真っ先に自由という物に突き進み行動し、時代や世の中を変えていく。その子供達は何もしてないように見える大人達を批判する。「お母さんみたいに生きるなら、お父さんのように死にたい」と平気で口に出来たりする。でも、その子供達が大人の世界を始めて見た時に、大人の偉大さを知る。
サラフィナは暴力や血が飛び交う混沌とした青春時代を過ごした。その混沌とした時に「銃に手を伸ばすか?」と聞かれたサラフィナは苦悩する。けれどサラフィナは本当の自由を求めて「自由はやってくる」と晴れやかに歌う姿に全てがこめられているようだ。
(11/24/08:DVDにて鑑賞)