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ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

Wu: The Story of the Wu-Tang Clan / 日本未公開 (2007) 88本目

凄いウータン・クラン好きという訳でもないんですけど、何となく最後まで見ちゃいました。先にBETにて先行放送。その後にすぐDVDが発売されています。BETで撮りっぱなしでやっと見ました。
まー、やたらとRZAがカッコいい。やっぱりOl' Dirty Bastardは避けて通れません。ODBの「Got Your Money」が大好きです。ルディ・レイ・ムーアの映画「Dolemite / ドールマイト (1975)」とか「The Human Tornado / ヒューマン・トルネード (1976)」からツギハギで作られたミュージックビデオが大好きです。上手いよね。壁にかかっている写真とかも、さりげなくODBに代えてたり。彼はウータンの中で愛されたキャラだったんろうなーって、この作品で思いました。何か急に寂しくなりましたもの。

メソッド・マンがデフ・ジャムと契約したその日にインタビューを受けていたりする映像とか、結構面白い映像が沢山ありました。この映像をまとめたのが、スタテンアイランド出身のジェラルド・K・バークリー。西アフリカのリベリア出身で12歳の時にスタテンアイランドに家族で移民したらしい。その後に従兄弟にラップを紹介された。高校を卒業して、大学でテレビ・ビデオを専攻。卒業後にはスパイク・リーの「ジャングル・フィーバー」でインターンしたり、最初の頃はマスターPのビデオを監督していたみたいだけれど、1993年にウータンと出会って、彼等のミュージックビデオを監督している。ミュージックビデオではGee-Beeという名前を使っていたりします。なので、ウータンの紹介は俺の使命!という事で、今回ドキュメンタリーを作ったらしいです。

ウータンと言えば、クロスオーバーアピールをしたグループでもあります。ハワイでのライブ映像とか見ると、その観客の人種の幅が非常に面白いと思います。彼等を象徴していると思います。またウータンはメンバーそれぞれがソロとしても大成功させたグループの一つ。「俺たちだけだぜ!」みたいな事を言ってますが、いやいや、ニュー・エディションもおるがな...と思いましたが、ラッパーという点では確かに。

ウータンはデイブ・シャペルの「シャペルズ・ショー」の中のネタである人種ドラフトで、アジア人にトレードされアジア人になってましたが、なぜに彼等がカンフー映画に影響されたかもよーく分かります。ウータンとは同じ世代のうちの夫もやはりウータンのようにテレビでカンフー映画を見ていた人。チャンネル4で見ていたとRZAだっけな?が言ってました。きっとチャンネルの番号は違うけれど、ケーブルチャンネルじゃない事は確か。彼等が小さい頃は、今のようにケーブルが当たり前という世代じゃないから全米で同じように見ていたんでしょうね。彼等の世代の頃に丁度沢山放送されていたみたいですね。

ウータンが大好きな人向けかな?それなりの人には、それなりに。でもやたらとODBが恋しくなります...

ルディ・レイ・ムーアもODBも、もうこの世に居ないなんてさ...

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(4.25点/5点満点中:TVにて鑑賞)