あー、早くこの次に見た映画の事を書きたいんですけど... 今日は消化試合気味だったらごめんなさい。
Gee-Money事アレン・ペインが主演のバスケットボールが題材になっている作品です。と言っても、バスケットボールはサブサブカテゴリー位。メインはラブストーリー。アレン・ペインとラブストーリーと聞いてしまうと、どうもやっぱり「Jason's Lyric / 日本未公開 (1994)」を思い出してしまいます。ストーリーといい、濃厚なラブシーンといい、最高の映画でしたわ。しかもサントラでは当時人気のR&B男性シンガー達が集まってしまい「Black Men United」を結成してしまった豪華さ。そういえば、この映画にも「Jason's Lyric」にもノーティー・バイ・ネイチャーのトリーチが共演していたんですね。でもさ、この映画は「Jason's Lyric」の足元にも及びません。ストーリーも中途半端、ラブシーンも中途半端、台詞も中途半端、演技も中途半端、音楽も寂しい。聞いた事ないR&Bグループを前面に出してましたけどね。
物語はコービー・ブライアントのスキャンダルをヒントに書かれたような感じ。コービーは既婚者で、この映画の主役は独身という違いや、レイプという事は出てきませんがね。何となく華やかなバスケットボール界の裏が見えるような感じ。確かにNBAには数々の噂もある。ここで描かれたような事が実際にあったとかいう話も聞く。数年前にとあるゴシップサイトで見かけた写真も忘れられない。レブロン・ジェームスが訪れたプールパーティーの写真。そこにはデスチャのケリーとかも居た。ケリーはもちろん普通に水着を着ていて楽しんでいた感じで、ジェームスは子供を連れて行っていた。そこにはなんと水着を着ない全裸の白人女性（黒人女性も居たけれど普通に水着を着ていた）が数人居た。他の人は普通なんですよ。明らかにジェームスみたいな有名人を誘惑しようというのが、写真だけでも見て取れる物でした。さすがにジェームスはすぐに帰った様子。あの写真は、凄くインパクトあったんですよね。ああいう世界が本当にあるんだなーって。でも、ジェームスが普通の大学出のサラリーマンだったら、彼女達は目もくれないんでしょうけど。とはいえ、この映画はあの写真程のインパクトもありませんでした。ラブストーリーがメインなので、面白くないんです。すぐに誰と誰が最後にハッピーエンドになるか分かってしまうし、そこまでの過程も「こういう恋愛がしたい！」を思えるような内容ではありませんでした。胸ときめき度0％。
主役のアレン・ペインは好きな俳優です。彼が90年代（とくに95年まで）に出ていた映画には外れがない。「New Jack City / ニュー・ジャック・シティ (1991)」のGee-Moneyはもはや伝説だし、「CB4 / ＣＢ４ (1993)」でもクリス・ロックに負けない位のキャラを演じてコメディも出来るし、上にも書いた「Jason's Lyric / 日本未公開 (1994)」ではジェイダ・ピンケット＝スミスとの濃厚なラブシーンは見ているこっちがのぼせてしまう位。でもこの映画は、何だか髪型とかも変だし、何か心そこにあらずという感じでした。
そういえば、MCライト姉さんが出てました。大好きな女性MCの1人。所が何とも言えない役で悲しくなりましたよ。ちなみに「Don't Be a Menace to South Central While Drinking Your Juice in the Hood / ポップ・ガン (1996)」のダシキ役の女性の友人役。あと、バスケットボール映画なんで、なぜかピペンがVTRで参加。相変わらずデカイなと思った。エド・ラバーやポーラ・ジャイ・パーカーも同じくVTRで登場。後、コービー・ブライアントの嫁さんを思わせるジル役の女性は、元ミス・ユニバースなんですって。元ミス・ユニバースなんて聞いたら、華やかなキャリアが待っているかと思っていたんですが、そうでもないんですね。ムーキー役のデイブ・ブラウンという人がえらくカッコよかったかな... 後は「ATL / 日本未公開 (2006)」とかセリーナ・ウィリアムズの元彼氏のジャッキー・ロングも出ていて、まだまだあどけない感じがしました。
ちなみにタイトルの「Playas Ball」は、バスケットの「Players（選手） Ball（バスケットボール）」というのと「Playa（遊び人）Ball（上品なパーティ）」がかけてあります。タイトル程、物語は上手くないです。
感想はこちら。
（3.25点/5点満点中：DVDにて鑑賞）
