「The Trials of Darryl Hunt / 日本未公開 (2007)」を見て以来、この「差別は真実よりも強い」という言葉が頭にこびりついている。「いやそうではない」、「やっぱりそうかもしれない」と毎日のように自問自答している。
75歳になるルイジアナに住む男性は、投票登録カードが届かないと怒り狂い、投票管理をしている役人達に「殺す」と脅して逮捕された。なぜ彼は怒ったか。「ニガ○を大統領にしたくない」という理由。
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アメリカだけじゃない。イギリスではオバマのTシャツを着ていた男性が、それだけが理由で3発も銃で撃たれた。
Man shot three times by racist gunman - for wearing Barack Obama T-shirt | Daily Mail Online
2回目の大統領討論会の後、CNNの分析を見ていた。一般の市民を20−30人集めて、討論会を見た感想を聞くというもの。過半数がバラク・オバマが討論会を制したと手を挙げた。同じ位の過半数が今回の選挙はバラク・オバマが勝つだろうという予想で手を挙げた。そして同じ過半数がマケインに投票すると手を挙げたのだ。オバマに投票すると手を挙げたのは1/3の数。ちょっとその結果を目の辺りにして私はギョッとした。そのちょっと後、CNNのシニア選挙分析員が「バラク・オバマは黒人だからね。それがどう影響するか今は分からない」と言い放った。そこでは既に「後20日間、この調子で行けばバラク・オバマが勝利するだろう」なんて分析していた所だった。そこに居た人々はとっても居心地悪そうに思えた。
11月4日、私は「差別は真実よりも強い」の答えが出せるだろうか...