Sugar Valentine / 日本未公開 (2004)
Cast >> Jean-Claude La Marre (Sugar Valentine), Glenn Plummer (Cutty), Clifton Powell (Joshua Valentine) ...
Director >> Jean-Claude La Marre
総合ポイント >> 3/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 3 Direct >> 3 Music >> 3
Sweet N' Low
シュガー・バレンタイン(ジャン=クロード・ラ・マレー)は生まれた時からピンプだった。父のジョシュア(クリフトン・パウエル)がピンプだったからだ。女性に優しいシュガーは、ピンプとして成功している兄とは違って、父の入院費用も払えなくなる程だった。足を洗おうと考えているが、他の街から来た美女のレイチェルに出会って...
ロサンジェルスに実在したピンプの話だそうである。実際の話として聞くと、中々面白く感じる。大物政治家の娘が家出をして... 70年代のピンプが出て来て... 今よりもずっと華やかだったと思われるハリウッドの街。所が別に時代にこだわった訳ではないので、70年代のピンプファッションも封印。なぜか現代の話になっている。その部分が非常に残念ではある。ピンプの話はテンション高めが多いが、こちらはかなりテンション低め。「ピンプを辞めたい」という気持ちが前提なので、そこは普通にない面白さはあったと思う。ピンプをやめて作家になりたいとの事で、ポエムもそうだったが台詞にもっと味が欲しかった。いかにもなクサイ台詞が多かったのが残念。
後、途中途中でドキュメンタリーのような実際の売春婦達の話の映像が入っている。実験的ではあるが、特に面白い試みでもない。
でも最後に本物のシュガー・バレンタインが出てくる。主役を演じたジャン=クロード・ラ・マレーに意外にもそっくりでビックリする。でも彼のあまり幸せそうでないあの姿が一番このドラマを物語っていたように思え、ドキドキした。
(9/23/08:DVDにて鑑賞)